外壁塗装の費用は、住まいの環境や外壁の状態、使用する塗料などにより施工費に大きく差が生じます。そのため、専門知識がなければ適正価格かどうか、分かりにくいことがネックです。そこで今回は、一軒家の外壁塗装の適正価格を見極めるための知識や助成金について紹介します。
一軒家の外壁塗装相場ガイド

一軒家の外壁塗装を考えたとき、まず気になるのが「一体いくらかかるのか?」という費用の相場ですよね。大切なわが家を長持ちさせるためには欠かせないメンテナンスですが、高額な買い物だけに失敗はしたくないものです。
「まだ見た目はきれいだから大丈夫」と塗装を先延ばしにしていませんか。実は、外壁の表面に小さなひび割れ(クラック)やチョーキング(白い粉が出る現象)が現れている場合、それは家が発しているSOSです。放置すると、外壁材の裏側に雨水が浸入し、柱の腐食やシロアリ被害といった「目に見えない重大な損傷」を招くリスクがあります。
建物の構造部が傷んでしまうと、塗装費用の数倍にのぼる数百万円単位の甚大な修繕費が必要になるという「取り返しのつかない損失」につながりかねません。今のうちに相場を知り、適切なタイミングで対策を打つことが、結果として住まいの資産価値を守り、トータルの出費を抑えることにつながります。
一軒家の外壁塗装:坪数別の費用相場一覧

外壁塗装の費用は、塗る面積(延べ床面積)と使用する塗料のグレードによって大きく変わります。まずは一般的な一軒家の相場感を確認しておきましょう。
| 延べ床面積(坪数) | 外壁塗装の費用相場(目安) |
| 20坪(約66㎡) | 60万円 〜 90万円程度 |
| 30坪(約100㎡) | 80万円 〜 120万円程度 |
| 40坪(約132㎡) | 100万円 〜 150万円程度 |
| 50坪(約165㎡) | 120万円 〜 180万円程度 |
住宅金融支援機構の調査によると、日本の平均的な一軒家の坪数は、30~40坪です。
※上記はあくまで目安であり、状況によっては費用が変動することがあります。必ず、見積もりで詳細を確認し、納得した上で依頼するようにしましょう。
見積書の主な内訳を詳しく解説!

外壁塗装にかかる費用の内訳は、大きく分けて4つです。主に塗料代、足場代、人件費、諸経費(その他材料費)で、それぞれ20~30%前後の割合で計算されます。この他にも考えられる費用も併せ、詳しく解説していきます。
さらに「家の形状」も費用に影響します。窓が多い、凹凸が激しい、隣家との距離が極端に近く足場が組みにくいといった現場状況により、材料費や人件費が変動します。
「一式〇〇万円」という不明瞭な見積もりには注意が必要です。一二三工務店では、工務店としての知見を活かし、建物の隅々まで調査した上で、根拠のある詳細な見積もりを提示しています。
1:塗料代
一軒家の外壁塗装で使用できる塗料の種類は様々です。ひとことで「塗料」といっても、性能や耐用年数によって単価が異なります。近年では、技術の進歩やお客様のニーズに応えるため、環境に配慮したエコな塗料や、耐用年数25年以上の塗料なども誕生しています。塗料の価格は耐用年数と比例しているため、安価な塗料を選ぶと耐用年数が短くなることがデメリットです。
例えば水性アクリル塗料の耐用年数は4~5年程度と短く、再塗装の目安である10年よりも早く塗り直す必要があります。一軒家の外壁塗装に使われる塗料はシリコンが主流で、カラーバリエーションの豊富さや、耐用年数8~12年程度の長さが人気の理由です。塗料選びは、10年、20年先にかかるメンテナンス費を計算しながら行いましょう!
一二三工務店では、自社オリジナルの塗料「一二三プレミアムシリーズ」をご用意しています。防カビや遮熱をはじめ、家が長持ちする嬉しい機能を兼ね備えています。耐用年数も長く、今回で外壁塗装を終えたいと感じている人におすすめです。
2:足場代
足場は、職人が高所作業の際に必要となる仮の構造物です。街中で、工事中の建物を囲うように、金属製のパイプや板を組み合わせたものを見かけた経験もあるでしょう。足場は、職人の安全を守り、手の届かない細部まで丁寧に仕事を行う上で欠かせません。足場の費用は、1m2あたり○円で計算されることが多いです。また、足場は安全を維持するため、設置する足場の高さが増すほど頑丈に設置する必要があります。そのため、3階建ての家に設置する足場はやや割高になるケースが多いです。
3:人件費
一般的に人件費は、施工に必要な人数や作業にかかる日数などを考えて計算されます。見積りの項目に人件費の項目がない場合は、諸費などに含まれていることもあります。
4:諸経費
一軒家の外壁塗装は、雨どいや軒天井といった、外壁以外の付帯部を補修、塗装することも多いです。補修や塗装を行わないことも可能ですが、別で依頼すると思った以上に費用がかかってしまうこともあります。
どうするか迷った場合は、相談時や打ち合わせ時に確認してもらいましょう!
一軒家の外壁塗装で助成金や補助金が受け取れる?

自治体により、助成金制度を設けている場合があります。助成金ではなく、補助金の名目で行っている場合もあり、どちらも外壁塗装の工事に対する支援金です。
助成金や補助金は、主に既存住宅の利用促進や、既存住宅の省エネルギー化を目的としています。
助成金や補助金をもらえる条件
条件は自治体により様々ですが、共通している点は施工前に申請を行うことです。交付決定前に施工が始まると、助成金の対象外になる恐れがあります。また、前述した既存住宅の省エネルギー化を目的としている自治体も多く、塗料に遮熱の性能が付随している製品指定のケースも見受けられます。
さらに、申請すればもらえる助成金と異なり、補助金の場合は、毎年予算が組まれており、上限に達した時点でその年度の補助金は終了です。お住いのエリアが補助金制度の場合は、まだ申請可能であるかを確認することから始めましょう。
助成金や補助金でもらえる金額の相場
助成金の金額も、自治体により異なります。総額に対し10%や20%、10~20万円が相場です。
一軒家の外壁塗装を行える会社は?

適正価格や助成金についてお話してきましたが、外壁塗装の依頼先で迷っている人もいるでしょう。最後に、どのような会社が外壁塗装を行っているか紹介します。
ハウスメーカー
ハウスメーカーは、全国的に有名な企業が多く、施工実績も豊富です。アフターフォローが手厚い傾向にあり、家を建てた会社で外壁塗装を依頼する人もいます。デメリットは、自社施工ではないため費用が高額であることです。実際の施工は下請け業者に依頼しているため、請求額には仲介手数料なども含まれています。また、打ち合わせをした内容と食い違いがあり、トラブルにつながることもあるようです。
(メリット)
- 安心と信頼ある経営基盤
- 施工実績とデータの蓄積が豊富
- 工事失敗のリスクが低い
- アフターフォローが手厚い
(デメリット)
- 仲介手数料を含むため施工費が高額
- 下請け業者が原因でトラブルになることがある
地元塗装業者や個人事業主
外壁塗装を行っている会社の中でも、地域密着型の塗装業を営む小規模な会社や、独立して仕事を受注する個人事業主は、費用が最も安価です。工事の融通が利きやすく、意思疎通などもしやすいでしょう。地元のことをよく知っているため、その土地の環境にあった施工や素材選びに長けている会社も多いです。
しかし、大手ハウスメーカーと比べると保証の幅が狭いため、どの程度まで保証してくれるのかは打ち合わせ時に聞いておくと良いでしょう。
(メリット)
- 施工費が比較的安い
- 工事の融通が利きやすい
- 風土にあった施工ができる
(デメリット)
- 熟練の職人探しが難しい
- 施工後の保証がハウスメーカーに比べて少ない場合がある
リフォーム専門会社
外壁塗装と一緒に、家のリフォームの相談も一緒にできる点が、リフォーム会社を選ぶメリットでしょう。内装工事も可能なので、例えば高齢の家族がいる場合バリアフリー化や手すりの設置、エクステリアと呼ばれる家の外回りの工事などができます。
しかし、会社によって得意・不得意分野があり、必ずしも外壁塗装に精通しているとは限りません。 外壁塗装の実績やノウハウを持っているリフォーム会社を選ぶようにしましょう。
(メリット)
- 外壁塗装とリフォームを同時に行える
- ハウスメーカーよりも費用が手ごろ
(デメリット)
- 会社によって得意・不得意な分野がある
業者選びで失敗しないための「3つのチェックリスト」

「相場より安すぎる」業者には注意が必要です。必要な工程が省かれ、数年で塗装が剥がれてしまうトラブルを防ぐために、以下のポイントを確認しましょう。
- 「家の構造」まで見極めて提案しているか 表面をきれいに塗るだけでなく、外壁の下地や防水機能の劣化まで診断できるのは、家を建てる知識を持つ工務店ならではの強みです。家の寿命を本当に延ばすための提案かを確認してください。
- 相談から施工まで「一貫管理」されているか 営業担当が契約だけを取り、実際の工事は面識のない下請け業者に丸投げという体制では、細かな要望が現場に伝わりません。一貫した責任管理体制がある業者なら、意思疎通がスムーズで安心です。
- 将来のメンテナンス計画を提示してくれるか 「今回の塗装で何年持たせるか」「次回はいつ頃、何が必要か」といった、長期的な視点でのアドバイスをくれる業者は、お客様の暮らしに誠実に向き合っている証拠です。
一軒家の外壁塗装は数十万円!費用の内訳を知り外観を綺麗にしよう

家の持ち主にとって、外壁塗装は10年に一度の大仕事です。分からないことだらけで不安でも、正しい知識と価格相場を見極める術を身に付ければなにも怖くありません。
納得のいく有意義なメンテナンスとなるよう、せっかくならこだわりを持って取り組み、自分の家をアップグレードしてみましょう。
一二三工務店が選ばれる理由:
- 工務店の構造知見:単なる塗装にとどまらず、家全体の健康状態を考慮した「長持ち施工」。
- 地域密着の責任管理:地元の気候風土を熟知した担当者が、最後まで責任を持って伴走します。
- 誠実な対話と提案:良いことばかりでなく、リスクや注意点も包み隠さずお伝えする姿勢。
「わが家の場合はいくらくらいかかる?」「塗装が必要な状態か一度見てほしい」といったご不安も、まずは無料診断でお気軽にお聞かせください。無理な勧誘は一切行わず、地元に根ざした誠実さで、あなたの大切なお住まいを守るお手伝いをいたします。

