外壁は経年劣化で色あせし、壁を守る機能が低下するため定期的な塗装が必要です。ただ、「今の外壁の色とは違う色にしたい」と考えた時に悩むのが色選びですよね。周りの家に合わせてもいいですが、できれば色あせしにくい色を選べば、次回の塗り替えまできれいな外壁をキープできます。そこで今回は外壁塗装の前に知っておきたい、色あせしない外壁の色やきれいな状態をキープするコツについて詳しくご紹介します。
新築のような美しさと高い耐久性を備えた「理想の住まい」を守り続けるためには、顔料の化学的結合や紫外線の影響による「色あせしにくい色・しやすい色」の仕組みを正しく把握し、将来のメンテナンス計画を立てておくことが欠かせません。しかし、「カタログの見た目がおしゃれだから」「人気色だと勧められたから」と安易に色を決めてしまったり、建物の下地構造や外壁・排水管などの住まい全体の劣化サインを見極められない不誠実な業者に任せてしまうことは、実は住まいと家計において非常に大きな損失を招くリスクがあります。
外壁の色あせは、単なる見た目の問題だけにとどまりません。塗膜の顔料が紫外線で破壊されて色あせが始まっているということは、外壁の防水性・保護機能が失われ、チョーキング(白亜化)やひび割れが進行している明確な警告サインです。これを放置すると、壁内部の透湿防水シートや木部へ雨水が侵入し、構造躯体の腐食や白アリ被害を招きます。さらに、外壁メンテナンスを怠っている住宅では、同じく経年劣化している床下の排水管や屋外汚水マスの点検も放置されがちです。配管内に蓄積した油脂やヘドロが固着して完全閉塞を起こすと、ある日突然、室内や浴室・トイレに汚水が逆流・噴出し、床材の腐食や階下漏水によって「数十万円〜数百万円単位の甚大な修繕費用」という、取り返しのつかない多大な損失を引き起こす恐れがあります。
色あせしない色の正しい知識と外壁・配管メンテナンスの適正相場を知り、建物全体の構造を熟知するプロの診断を受けることは、将来の大規模な漏水事故や高額修繕による損失を未然に防ぎ、大切なお住まいの美観と資産価値を長く維持するための賢い選択です。一二三工務店では、20,000件以上の実績をもとに、あなたのお住まいに今「本当に最適な住まいの点検・メンテナンスプラン」を誠実に提案いたします。まずは無料の見積もり・相談からお気軽にご活用ください。
外壁塗装をする前に!なぜ外壁は色あせする?その原因3つ

外壁は経年で色あせ、見た目が悪くなってしまうため定期的に塗装が必要です。ただ、外壁の色によっては塗装からそれほど経っていないのにくすんでしまうことがあります。そこでなぜ外壁は色あせをしてしまうのかその原因について詳しくご紹介します。
自然によるもの
色あせは、塗料に使われている顔料の原子結合が弱まって起こります。顔料の原子結合を弱らせる原因のひとつが紫外線です。外壁は常に外気にさらされており、雨や風を受け止める役割もあります。顔料の原子結合が弱まったところに雨や風を受けてしまい、劣化が進んで色あせてしまうのです。そして色によっては紫外線を吸収しやすいため、劣化が早く進んでしまうことがあります。
化学変化によるもの
経年劣化による化学変化も、色あせの原因です。外壁や塗装自体が経年で化学変化を起こし、変質してしまうことで色あせが発生します。分かりやすい例として、鉄が変質して色が変わってしまう劣化が挙げられます。紫外線や酸性雨といった自然現象も化学変化の原因のひとつです。
環境が原因によるもの
家が建っている環境も色あせに大きく関わっています。車の行き来が多い場所の場合は排気ガス、海が近い場所だと潮風が原因で劣化が早まります。その他雪の多い地域、台風の被害が多い地域、地震の揺れが多い地域も劣化を進行させる環境といえるでしょう。
特に愛知・岐阜周辺など日照時間が長い地域では、紫外線のダメージが顕著に現れます。一二三工務店では、地域の気候特性を熟知したプロが、現場の向き(日当たり)まで考慮して最適な色をご提案しています。
なぜ色によって差が出る?顔料の「原子間結合エネルギー」の科学的根拠
塗料の色を作っている「顔料(着色成分)」は、元素同士が結びついて分子を構成しています。太陽光の紫外線エネルギー(約300〜400kJ/mol)よりも結合エネルギーが強い顔料は色あせにくく、結合エネルギーが弱い顔料は紫外線によって分子構造が破壊されて退色(色あせ)します。
- 無機顔料(鉱物・金属酸化物):チタン白(白)、酸化鉄(黒・茶・赤錆色)などは結合エネルギーが非常に強く、紫外線にさらされても分子結合がほとんど壊れません。
- 有機顔料(石油合成化学):鮮やかな赤、黄色、緑、紫などに使われる有機顔料は、紫外線エネルギーによって容易に炭素・水素結合が切断されるため、極めて短期間で色あせが進行します。
プロが教える!色あせしにくい色・しやすい色ランキング

色選びに迷ったら、まずは「色素の安定性」を知ることが大切です。20,000件以上の施工実績から導き出した、色あせ耐性の目安をご紹介します。
ひと目でわかる!色あせしにくい色・しやすい色の一覧比較
住まいの美観を10年以上維持するために、色の変色リスクと汚れの目立ちやすさを総合的に比較しましょう。
| 色の系統 | 色あせのしにくさ | 汚れ(砂埃・排気ガス)の目立ちにくさ | 特徴とおすすめ度 |
| グレー(中間色) | 極めて高い(色あせしない) | 極めて高い(最も汚れが目立たない) | 美観維持・耐久性において最もおすすめの万能カラー |
| ベージュ・アイボリー | 極めて高い(色あせしない) | 高い(黄砂・土埃が目立ちにくい) | 街並みに調和し、温かみがあり飽きがこない定番色 |
| ホワイト(白) | 極めて高い(顔料が安定) | やや目立ちやすい(雨だれ・コケに注意) | 日射反射率が高く遮熱効果あり。低汚染塗料との併用が必須 |
| ブラウン・茶系 | 高い(酸化鉄主成分) | 高い(落ち着いた風合い) | 重厚感があり、木目や自然素材との相性が抜群 |
| 鮮やかな赤・黄・紫 | 非常に低い(数年で色あせ) | 標準的(退色が目立つ) | 退色が著しいため外壁全体への採用は非推奨(アクセント向け) |
外壁塗装は色あせしない色以外を選んでも問題はない
外壁塗装で使う塗料を選ぶ場合、色あせしない色以外を選んでも問題はありません。色あせしにくい色ということで青色や黄土色を選んだ場合、色あせはしにくくなったとしても周りの家の外壁と違って目立ちすぎてしまうといったことにもなるからです。ただ、好きな色を選びたいと思っても、「赤」「黄色」「緑」の3色はおすすめしません。この3色は紫外線の影響を受けやすく、他の色に比べて色あせが進みやすいというデメリットがあります。赤というと東京タワーが思い浮かびますが、この塗料も5年に一度の塗り替えが行われています。外壁に使いたい色がある場合は、塗装をお願いする業者に事前に相談してみることをおすすめします。塗料にも色合いやグレード、機能が多数ありますので、希望した色を塗装することもできるかもしれないからです。
外壁塗装で色あせしない色を選ぶだけだと失敗する?
外壁の劣化を食い止めるために必要な塗装ですが、色あせしないことだけを重視して色選びをすると失敗する可能性があります。白と黒は色あせしないメリットがありますが、外壁や家を守るという点ではデメリットのほうが多いからです。
- 光をはね返す白は塗膜が壊れやすい
白の外壁は紫外線をはね返しますが、光によって表面にラジカルが発生しやすくなります。ラジカルは塗膜を壊し表面をざらざらにしてしまい、結果的に外壁材を劣化させることになります。ラジカルが発生するのは白色だけでなく、顔料が使われている塗料すべてに当てはまります。ただ、白は汚れが目立つため、表面のざらつきと汚れで塗装から何年も経たないうちに古びた印象を与えてしまいがちです。ラジカルの発生を抑える塗料を採用する方法もありますが、淡い色系のみにしか対応していないこと、価格が比較的高めという点に注意が必要です。 - 黒の外壁は選び方によっては失敗する
黒を選んだ場合、見た目で光沢やツヤのあるものにすると耐久性が低下してしまいます。光沢やツヤなしの場合は問題はないものの、やはり見た目が重く感じられてしまうデメリットがあります。また黒は太陽光を吸収しやすいため、室内温度が上昇してしまい、結果的に外壁材や家自体の劣化を進めてしまう可能性がある点にも注意が必要です。
外壁塗装で色あせしない色選びをするための注意点

外壁塗装で使う色選びでは、いくつか注意したいことがあります。好きな色を使うことができる場合とできない場合があるためです。そこで事前に覚えておきたい注意点を見ていきましょう。
色選びは屋根やサッシ、雨戸の色との調和も考える
外壁塗装の色を選ぶ際には単体ではなく屋根やサッシ、雨戸といった他の部分との組み合わせも考えましょう。外壁塗装単体で塗装するよりも、屋根や他の部分も一緒に塗装したほうが費用が抑えられるため、業者からすすめられることが多いです。トータルで色をコーディネートすることをおすすめします。
塗膜の耐久年数も考えて塗料を選ぶ
外壁は塗る範囲が広いため、塗料を価格で選びがちですが、色あせしない外壁にするためには色だけでなく成分も確認するようにしましょう。塗料の化学変化は避けられませんが、ラジカルを抑えるラジカル制御の塗料や耐久年数の長いフッ素塗料を選ぶことで耐久性がアップします。
景観条例などの規制にかからないかどうかチェックする
お住まいの地域によっては、条例で外壁の色が制限されていることもあります。特に黒や原色系は規制されていることが多いため、事前に確認するようにしましょう。地元で塗装をしている業者であれば詳しいので、相談することをおすすめします。
外壁塗装で色あせしない色選びのポイント
外壁塗装をしてから数年後、「思っていたより色が薄くなってきた」「古びて見えるようになった」と感じたくはありませんよね。外壁は常に太陽の光や雨風にさらされているため、選ぶ色によって「色あせのしやすさ」が大きく異なります。
せっかく高額な費用をかけて塗り替えても、色選びを間違えるとわずか数年で「古びた印象」に戻ってしまうリスクがあります。色あせが目立つと、建物の資産価値が下がって見えるだけでなく、住んでいる方のモチベーションも下がってしまうという「精神的な損失」も無視できません。
また、色あせは単なる見た目の問題だけでなく、塗膜が劣化し始めているサインでもあります。放置すれば防水機能が低下し、将来的に多額の修繕費がかかる恐れも。今、最適な色と塗料を選ぶことが、10年後の美しさと家計の安心を守ることにつながります。
外壁塗装は色あせ以外にも注意!色持ちをよくするコツ

外壁塗装では色あせしない色や汚れが付きにくい色などを重視しがちですが、自分の家なのだから好きな色を選びたいということもあるはずです。そこで色あせしにくい色だけでなく、色持ちを維持するために知っておきたいことを詳しくご紹介します。
ツヤのある塗料を選ぶ
色あせしない色に加えて、ツヤのある塗料を選ぶのがおすすめです。塗料によっては意図的にツヤ消しするためにツヤ消し剤を入れるものがあり、この加工が耐久性を落とす原因になります。ツヤありの塗料を選びましょう。
光触媒塗料を選ぶ
紫外線で表面の汚れを分解する働きを持つ光触媒塗料を選ぶことで、色あせしにくくなります。表面の汚れや紫外線の影響で塗料が劣化して色あせするため、表面に汚れが付着しないだけで塗料の持ちが大きく変わってきます。ただし、日光が当たらない部分ではその効果が発揮されないことに注意が必要です。
塗装が必要ない外壁と組み合わせる
塗装の必要がない外壁を組み合わせることで、色あせ防止につながるだけでなく好きな色を取り入れることが可能です。外壁の場所によっては日光の影響を受けたり、逆に日が当たらず苔やカビが発生しやすかったりします。そういった問題を解決するために、塗装のタイミングで塗装の必要がない外壁材を取り入れることも考えてみましょう。
色あせ対策にかかる費用相場と塗料選び
「色あせ」を防ぐには、色選びだけでなく「塗料のグレード」との組み合わせが不可欠です。
| 塗料グレード | 特徴 | 費用相場の目安(30坪) |
| シリコン塗料 | 一般的でコスパ重視。色は白系が安心。 | 80万円 〜 120万円程度 |
| ラジカル制御塗料 | 色あせの原因「ラジカル」を抑える最新塗料。 | 90万円 〜 130万円程度 |
| 無機・フッ素塗料 | 20年前後の超耐久。濃い色でも色あせにくい。 | 120万円 〜 180万円程度 |
外壁塗装による美観・防水性の回復や、住まい全体の排水管高圧洗浄をプロに依頼する場合の一般的な費用相場と作業時間の目安です。一二三工務店では、自社一貫体制により中間マージンを省いた明朗会計でご案内しています。
| 施工内容・メンテナンス範囲の目安 | 費用相場の目安 | 一般的な作業時間の目安 |
| 外壁塗装工事(延床30坪前後・シリコン〜ラジカル塗料) | 70万円 〜 110万円程度 | 10日 〜 14日程度(足場込) |
| 屋根・外壁セット高耐久塗装(フッ素・無機塗料) | 110万円 〜 170万円程度 | 12日 〜 16日程度(足場込) |
| 単体箇所スポット洗浄(浴室・台所など1箇所の排水管) | 15,000円 〜 25,000円程度 | 約1時間程度 |
| 戸建て丸ごと排水管高圧洗浄(宅内全水回り+屋外汚水マス全箇所) | 30,000円 〜 55,000円程度 | 2時間 〜 3時間程度 |
| マンション専有部排水管洗浄(1世帯・全水回り) | 20,000円 〜 35,000円程度 | 約1時間 〜 1.5時間程度 |
※上記はあくまで目安であり、状況によっては費用や期間が変動することがあります。必ず、見積もりで詳細を確認し、納得した上で依頼するようにしましょう。
一二三工務店では、建物の美観と給排水設備の安全を第一に考えた独自の施工基準を徹底しています。
- 主役は「屋外汚水マスからの強力高圧洗浄」:外壁の洗浄だけでなく、地中に埋まる排水管トラブルを防ぐため、汚れが溜まりやすい屋外の排水マス側から専門の高圧ジェッターノズルを挿入。管内にこびりついた油脂やヘドロを根こそぎ粉砕・逆噴射で屋外へ掻き出します。
- 屋内:手洗浄による丁寧な洗浄(水漏れリスクへの配慮):室内のキッチンシンク下や浴室・洗面・トイレなどの繊細な接続部には過度な水圧をかけず、手洗浄による丁寧な清掃を行うことで、屋内への汚水吹き出しやパッキン破損による床下漏水事故を確実に防ぎます。
- 工務店ならではの建物・構造全体チェック:単に外壁に塗料を塗る、配管を洗うだけでなく、外壁下地の透湿防水シートや木部の腐食、床下の湿気や配管勾配の狂いがないかを大工・設備のプロの視点から総合点検します。
後悔しない業者選びのポイント:カラー提案力

理想の色を長く保つためには、以下の3つの強みを持つ業者を選んでください。
- 「実例」に基づいた提案ができるか 小さな色見本板だけでなく、実際の建物でどのように見えるか(面積効果)を熟知しているか。20,000件以上の実績がある一二三工務店なら、過去の施工例をもとに「5年後、10年後の色変化」まで予測したアドバイスが可能です。
- 「一貫した責任管理」か 色選びの打ち合わせ内容が、現場の職人に正確に伝わっているか。一貫体制なら、下地の調整から仕上げの塗り重ねまで、発色を最大限に引き出す施工が約束されます。
- 「家全体」のバランスを見ているか 外壁単体ではなく、屋根、樋、サッシの色との相性をワンストップで提案してくれるか。トータルバランスが整うことで、色あせを感じさせない高級感が生まれます。
まとめ

外壁の色選びは、単なる好みの問題ではなく、住まいを長持ちさせるための重要な戦略です。
信頼される業者選びのポイント:工務店ならではの強み
外壁の色あせを防ぎ、住まい全体の快適性と資産価値を長期にわたって維持するためには、単なる塗装業者ではなく、以下の3つの基準を満たすパートナーを選ぶことが不可欠です。
- 「表面の美観」だけでなく「建物の構造・下地・給排水設備」まで精密診断できるか 外壁の劣化は、内部の雨漏りや床下の湿気トラブルと密接に関連しています。20,000件超の施工実績を持つ一二三工務店なら、建物の構造全体を熟知したプロが、外壁塗装から見えない配管・大工補修までトータルで見極めます。
- 工務店ならではの「外壁塗装から配管洗浄・木部修繕まで直せる」総合技術力があるか 色あせの塗り替え時に下地の木部腐食が見つかった場合、塗装専門店では大工工事に対応できません。建物全体を施工できる工務店だからこそ、外装・構造・設備をワンストップで高品質に直すことができます。
- 下請け丸投げをせず「一貫した責任管理体制」をとっているか 最初の相談から現地調査、お見積もり、現場の工程管理、アフターフォローまで自社スタッフが一貫対応。地元のネットワークを活かした無駄のない工程管理により、高品質なメンテナンスを納得の適正価格でお届けします。
「実際の施工でどれくらい綺麗になるのか?」「どんな工事をするのか確かめたい」という方は、ぜひ当社の施工事例をご覧ください。お客様のお住まいに近いリフォームやトラブル解決の実績を多数ご紹介しています。
「外壁の色あせが目立ってきたので一度点検してほしい」「色あせしにくい色で塗り替えたらいくらになるか、配管の状態と合わせて見てほしい」といった具体的なご不安も、まずは無料診断でお聞かせください。
一二三工務店では、20,000件超の施工経験を活かし、建物の構造と設備を知り尽くしたプロがお客様の住まいを丁寧に拝見した上で、無駄のない最適なプランをご提案いたします。無理な営業は一切いたしませんので、お気軽にお問い合わせください。

