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外壁塗装は何年ごとが正解?新築・2回目以降の目安と危険な劣化サイン【プロ監修】

2023.11.27

外壁塗装は家のメンテナンスにおいて不可欠な工事だと分かっていても、「具体的に何年ごとにおこなえばよいのか」という目安がわからず悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

一般的に、外壁塗装は新築の場合で「約8〜12年ごと」に再塗装するのが目安だといわれています。
適切な時期を理解しておかないと、気づかないうちに外壁の劣化が進行し、いざ工事をする際に余分な補修費がかかってしまうリスクがあります。その一方で、まだ塗装の必要がない段階で焦って再塗装をしてしまい、無駄な出費をしてしまうケースも少なくありません。

そこでこの記事では、外壁塗装を行うべき正しい周期について、「新築の場合」と「2回目以降の場合」に分けて詳しく解説します。
あわせて、年数に関わらず塗装を検討すべき「危険な劣化症状」や、塗装費用を抑えるための助成金・火災保険の活用術、失敗しない業者選びのポイントまで網羅しました。

これから外壁塗装工事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

外壁塗装は何年ごとにおこなうべきなのか

外壁塗装を行うべき頻度は、「新築(初めての塗装)」か「2回目以降(塗り替え)」かによって判断基準が異なります。

まずは、それぞれの状況において何年ごとに外壁塗装を検討すべきか、具体的な目安をまとめました。もちろん、住環境や劣化の進行度によってタイミングは前後しますので、最終的には業者と相談して決めることが大切ですが、まずは基本的な目安を知っておきましょう。

新築は約8〜12年が目安

新築住宅で初めて外壁塗装をおこなうときは、築8〜12年が最初の目安となります。

ただし、新築時に採用された外壁材の種類によって元々の耐久年数が異なるため、10年を経過してもまだ再塗装が必要ないケースもあります。日本でよく使われている代表的な外壁材のメンテナンス目安は以下の通りです。

【主な外壁材とメンテナンス目安】

  • 窯業系サイディング:約7年~
  • モルタル外壁:約8年~
  • 金属サイディング:約10年~
  • ALC外壁:約10年~

ご自宅がどの外壁材を使っているかによって、塗装を検討し始める時期が変わってきます。図面などを確認し、あらかじめ使用されている素材を把握しておくとよいでしょう。
上記はあくまで目安であり、日当たりや湿気の多さなど、環境によっては劣化が早く進むこともあります。気になる症状や傷みが見られた場合は、年数に関わらず早急に業者へ相談することをおすすめします。

2回目以降は「前回の塗料」の種類による

すでに過去に外壁塗装を経験している住宅の場合は、「前回どの塗料を使用して塗装したか」によって次の時期が決まります。

塗料には多く種類があり、それぞれ耐用年数が大きく異なるからです。耐用年数の短い塗料を使っていれば、当然メンテナンスの時期は早く訪れますし、逆に耐用年数が長い高機能な塗料を選んでいれば、頻繁に工事をおこなう必要はありません。

主な外壁塗料の種類と、それぞれの耐用年数の目安は以下の通りです。

塗料の種類 耐用年数の目安 特徴
アクリル塗料 3〜8年 価格は安いですが、耐久性は低めです。
ウレタン塗料 5~10年 以前は主流でしたが、現在は部分塗装などに使われることが多いです。
シリコン塗料 7~15年 コストと性能のバランスが良く、最も人気のある塗料です。
ラジカル塗料 8〜16年 劣化を抑える新技術が使われており、近年注目されています。
フッ素塗料 15〜20年 価格は高いですが、非常に長持ちするためトータルコストを抑えられます。
無機塗料 20年~ 最高グレードの耐久性を誇り、長期間メンテナンスが不要になります。

基本的には、耐用年数が短い塗料ほど価格は安い傾向にあります。
しかし、目先の安さだけで選んでしまうと、再塗装までのスパンが短くなり、足場代などの諸経費がその都度かかってしまう点に注意が必要です。1回あたりの安さだけでなく、「次の塗り替えまでの期間」も考慮して選ぶことが大切です。

[塗料について詳しく見る]

外壁塗装の役割は「見た目」だけじゃない!意外な3つのメリット

「外壁塗装はお金がかかるし、見た目が多少悪くても我慢すればいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、外壁塗装には建物の美観を整える以外にも、暮らしを快適にする重要な役割があります。ここでは、塗装をおこなうことで得られる3つのプラスアルファの効果について解説します。

1. 防水性を高めて家を守る(保護機能)

これが最も重要な役割です。外壁材そのものには防水機能がほとんどない場合が多く、表面の「塗膜」が雨水を弾くことで建物を守っています。
塗装によって強力な防水膜を作ることで、雨水の浸入を防ぎ、柱や梁などの構造体が腐るのを防ぎます。

2. 断熱・遮熱効果で省エネ(機能性向上)

近年の塗料には、単に色をつけるだけでなく「機能性」を持ったものが増えています。
例えば「遮熱塗料」や「断熱塗料」を使用すれば、夏は太陽光の熱を反射して室内の温度上昇を抑え、冬は室内の暖かさを逃がしにくくする効果が期待できます。これによりエアコンの効きが良くなり、光熱費の削減にもつながります。

3. 資産価値の維持

定期的にメンテナンスされ、外観が美しく保たれている住宅は、資産価値が落ちにくくなります。
将来的に売却や賃貸を考えた際、外壁がボロボロの状態と、きれいに塗装されている状態とでは、査定額に大きな差が出ることがあります。家という資産を守るためにも、塗装は有効な投資といえます。

外壁塗装しないとどうなるのか|放置して生じる問題

上記のようなメリットがある一方で、メンテナンスをせずに放置するとどのような問題が生じるのでしょうか。
「どうせ雨風で汚れるから」と放置していると、取り返しのつかない事態になる恐れがあります。

見た目が悪くなる

最も分かりやすい変化として、築年数が経つにつれて外壁に汚れが蓄積し、建物の見栄えが悪くなります。
外壁は毎日、雨風や紫外線などのダメージを受け続けています。色褪せたり、艶がなくなったりするのは、塗膜の「防汚性」が低下している証拠です。これらは単なる汚れではなく、外壁の保護機能が失われつつあるサインですので、近いうちに塗装を検討する必要があります。

雨漏りが家の構造を腐らせる

適切なタイミングで外壁塗装をおこなわなければ、最終的に雨漏りを引き起こし、家の寿命を縮める最大の原因となります。
塗装の防水性が失われると、外壁材が直接雨水を吸い込むようになります。その状態が続くと外壁材自体が反り返ったり割れたりし、その隙間から建物内部へ水が浸入します。

特に日本の住宅に多い木造住宅において、水分の浸入は致命的です。壁の内側にある断熱材がカビだらけになったり、柱や土台といった構造木材が腐ったりしてしまうからです。一度雨漏りが起きると、塗装だけでは直せず、壁の張り替えなどの大掛かりな工事が必要になります。

シロアリ被害で耐震性が低下する

雨漏りの問題と直結しますが、湿気を帯びて腐食が進んだ木材は、シロアリにとって格好の餌場となります。
シロアリは湿った木材を好んで食べるため、外壁の隙間から浸入した雨水が原因で、壁の内部や床下にシロアリが発生することがあります。被害が拡大すると、家の土台や柱といった、家を支える重要な部分まで食べ尽くされてしまいます。
こうなると、住宅の耐震性が著しく低下し、地震が起きた際に倒壊する危険性さえ出てきます。

補修費が高額になる

定期的に塗装を行っていれば数十万円〜百万円程度で済んだはずが、放置した結果、想定外の高額な費用がかかってしまうケースがあります。
外壁塗装費用とは別に、雨漏りの修繕費や腐食した木部の交換費用、シロアリ駆除費用などが加算されるからです。
「まだ大丈夫」と先延ばしにすることで、結果的に経済的な負担が大きくなってしまうため、被害が出る前の予防的な塗装が最も賢い選択です。

外壁塗装をおこなう時期を見極める劣化症状

外壁塗装を検討していても、具体的にいつ依頼すればよいのか迷う方も多いでしょう。
実は、外壁は「助けてくれ」というサインを出しています。専門業者に点検を依頼する前に、ご自身でもチェックできる代表的な劣化症状を紹介します。これらが見つかった場合は、早めに業者へ連絡しましょう。

チョーキング現象

外壁を指で触ったときに、手に白い粉がつく状態を「チョーキング現象(白亜化)」と呼びます。
これは、紫外線や直射日光によって塗料の中の樹脂が分解され、顔料が粉状になって表面に浮き出てきている状態です。塗料の防水機能(耐久力)が寿命を迎えている明確なサインですので、気づいたらできるだけ早く塗り替えを検討してください。

クラック(ひび割れ)

外壁に生じるひび割れを「クラック」と呼びます。
髪の毛のように細い「ヘアクラック」から、構造に関わる大きなひび割れまで様々ですが、いずれも放置するのは危険です。ひび割れた部分からは雨水が浸入しやすくなり、雨漏りの直接的な原因となります。サイズに関わらず、ひび割れを見つけたら専門家に診てもらうことをおすすめします。

コーキングの劣化

サイディングボードの継ぎ目や窓枠の周りにあるゴム状の「コーキング(シーリング)」は、外壁本体よりも先に劣化(約5〜10年)が始まります。
劣化すると、硬くなってひび割れたり、痩せて隙間ができたりします。その隙間から雨水が建物内部へ直接浸入してしまうため、非常に危険な状態です。

色あせ・変色

新築時や前回の塗装時に比べて、外壁の色が薄くなったり、変色したりしていませんか?
これは紫外線によって塗膜の表面が劣化し始めているサインです。緊急性はそこまで高くありませんが、防水性が低下し始めている合図ですので、そろそろ次回の塗装計画を立て始める時期といえます。

藻・コケ・カビの発生

日当たりの悪い北側の壁や、湿気の多い場所に緑色の藻やコケ、黒いカビが発生していませんか?
これらが発生するということは、外壁の撥水性が失われ、常に水分を含んだ状態になっていることを意味します。美観を損なうだけでなく、根を張ることで外壁材自体を傷めたり、アレルギーの原因になったりすることもあるため注意が必要です。

鉄部のサビ

ベランダの手すりや雨樋の金具、シャッターボックスなどの「鉄部」にサビが発生している場合も要注意です。
鉄は一度サビ始めると進行が早く、放置すると穴が開いたり折れたりしてしまいます。外壁だけでなく、こうした付帯部の劣化も塗装のタイミングを見極める重要なポイントです。

「うちの壁は大丈夫?」と気になったら、まずはプロの診断を

上記のような症状が一つでも見られた場合、外壁の内部では見た目以上に劣化が進んでいる可能性があります。
ご自身での判断が難しい場合は、一度専門家による現地調査(無料)を受けてみることをおすすめします。プロの目で正しく診断してもらうことが、家を守る第一歩です。

無料の外壁診断・お見積もりはこちらから(一二三工務店)

外壁塗装で損をしないために!費用を抑える2つのポイント

外壁塗装は決して安い買い物ではありません。だからこそ、使える制度は賢く利用して、少しでも費用負担を減らしたいものです。
ここでは、知っている人だけが得をする、費用を抑えるためのポイントを2つ紹介します。

1. 自治体の助成金・補助金を活用する

お住まいの地域によっては、外壁塗装工事に「助成金」や「補助金」が出る場合があります。
特に「省エネリフォーム」として遮熱塗料を使用する場合や、地元の業者を利用する場合に支給されるケースが多いです。支給額は自治体によって異なりますが、数万円から数十万円もの補助が受けられることもあります。
工事着工前の申請が必須となるケースがほとんどですので、まずは自治体のホームページを確認するか、詳しい業者に相談してみましょう。

2. 火災保険が適用されるか確認する

台風や暴風雨などの「自然災害」が原因で外壁や屋根に損害が出た場合、火災保険(風災補償)を使って修理費用を賄える可能性があります。
単なる経年劣化には適用されませんが、もし「台風で物が飛んできて壁が傷ついた」「雨樋が歪んだ」といった被害があれば、保険適用の対象になるかもしれません。加入している保険証券を確認し、プロの業者に調査を依頼してみる価値はあります。

助成金の対象になるか、無料でお調べします

「自分の地域では助成金が使えるの?」「火災保険の申請方法がわからない」といったお悩みはありませんか?
助成金や保険の申請は複雑な場合も多いですが、一二三工務店では、適用条件の確認や申請サポートも無料で行っております。使える制度を見逃さないためにも、まずはお気軽にご相談ください。

助成金・保険活用に関するご相談はこちら

外壁塗装はまだするな?慌てて契約してはいけない3つのケース

外壁塗装は住宅を守るために大切な工事ですが、適切な時期でなければ急いで行う必要はありません。
「今すぐやらないと大変なことになる」と不安を煽られたとしても、一度冷静になりましょう。ここでは、まだ塗装を急がなくてもよい、あるいは契約を慎重にすべきケースについて解説します。

1. 外壁塗装するほど劣化していない

劣化症状が軽微であれば、慌てて全面塗装をする必要はありません。高圧洗浄で汚れを落としたり、部分的な補修を行ったりするだけで十分なケースもあります。
本当に今すぐ必要な工事なのか、信頼できる業者に診断してもらうことが大切です。

2. 季節や気候が適していない

外壁塗装は気候条件が仕上がりに大きく影響します。
雨の多い「梅雨」や、気温が低すぎて塗料が乾かない「真冬」などは、施工不良のリスクが高まるため避けたほうが無難な場合があります。急ぎでないのであれば、塗料が乾きやすく職人も作業しやすい春や秋を待って工事をすることをおすすめします。

3. 契約を急かされている

訪問販売などで「今日契約してくれれば半額にする」といったセールストークには要注意です。
まともな業者は、詳細な現地調査なしに大幅な値引きを提示することはありません。焦って契約するとトラブルの元になるため、必ず即決せずに検討する時間を持ちましょう。

後悔しないための「業者選び」3つのチェックポイント

外壁塗装の成功・失敗は、業者選びで決まると言っても過言ではありません。
技術力不足の業者に当たってしまうと、どんなに良い塗料を使っても数年で剥がれてしまうことがあるからです。優良業者を見極めるための3つのポイントを押さえておきましょう。

1. 必ず「相見積もり」を取る

1社だけの見積もりで決めてしまうのは危険です。必ず2〜3社から見積もりを取り、価格だけでなく「工事の内容」や「提案力」を比較しましょう。
極端に安すぎる見積もりには、必要な工程(洗浄や下地処理など)が省かれている可能性があるため注意が必要です。

2. 資格や施工実績を確認する

「一級塗装技能士」などの国家資格を持っている職人が在籍しているか、またホームページなどで豊富な施工実績が公開されているかを確認しましょう。
地元での実績が多い業者は、悪評が立つような手抜き工事をできないため、信頼できる可能性が高いといえます。

3. 保証とアフターフォロー

工事が終わった後の保証内容もしっかり確認しましょう。
「工事保証」はもちろん、万が一不具合が起きた際にすぐに対応してくれるか、定期点検はあるかなど、アフターフォローが充実している業者であれば、施工後も安心して住み続けられます。

外壁塗装を少しでも長持ちさせる方法

せっかく費用をかけて塗装を行うのですから、少しでも長くその美しさを維持したいものです。日頃のメンテナンスや選び方を工夫することで、外壁の寿命を延ばすことができます。

定期的に掃除する

外壁の汚れやカビ・コケは、塗膜の劣化を早める原因になります。
定期的に水洗いや柔らかいブラシで汚れを落とすことで、塗装本来の性能を長く発揮させることができます。ただし、高圧洗浄機を至近距離で当てすぎると塗装を傷めることがあるので注意してください。

コーキングをこまめに補修する

外壁材の継ぎ目にあるコーキングは、塗料よりも早く寿命を迎えます。
ここを放置すると雨漏りに直結するため、外壁全体の塗り替え時期が来ていなくても、コーキングに亀裂があればそこだけ先に補修(打ち替え)を行いましょう。水の浸入経路を早期に塞ぐことが、家全体を長持ちさせる秘訣です。

プロによる定期点検を受ける

外壁の劣化は、普段見えない場所で進行していることもあります。数年に一度はプロによる点検を受けるのが確実です。
早期に異常を発見できれば、部分補修で済み、トータルのメンテナンス費用を抑えられます。「何かあってから」ではなく「何もないうちに」点検を依頼するのが賢い家の守り方です。

まとめ

外壁塗装は、新築なら約8〜12年、2回目以降なら前回使用した塗料の種類に合わせておこなうのが基本です。
美しい外観を保つだけでなく、雨漏りやシロアリ被害を防ぎ、さらに断熱性や資産価値を高めるためにも重要な工事です。「まだ大丈夫」と自己判断せず、適切なタイミングでプロの診断を受けましょう。

一二三工務店では、塗り替え時期がわからないという方のために、専門家による外壁診断をおこなっています。
また、一般的なシリコン塗料などのほか、建物の美観を長期間保護する優れた耐久性と、防カビ・防藻性を実現したワンランク上のオリジナル塗料「一二三SPシリーズ」もご用意しております。

[一二三SPシリーズについての詳細はこちら]

お見積もりのご依頼はもちろん、助成金の活用に関するご相談なども無料で承っております。外壁塗装を検討している方、家の状態で気になる点がある方は、お気軽にお問い合わせください。

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