外壁・屋根塗装、リフォームのことなら一二三工務店

お気軽にご相談下さい

0120-840-840

受付時間 9:00~18:00 (日・祝日除く)

0120-840-840

受付時間 9:00~18:00 (日・祝日除く)

お知らせ

外壁塗装の目安は築10年?費用相場と最適な時期・劣化サインを解説

2025.11.22

外壁塗装を検討する際、費用や最適な時期の目安がわからず不安に思う方も多いのではないでしょうか。一般的に「築10年が目安」といわれていますが、実際は外壁の劣化状況や過去の塗装回数によって異なります。なんとなくで塗装時期を決めてしまうと、早すぎて無駄な出費になったり、逆に遅すぎて建物が傷んでしまったりする可能性があります。また、適正価格を知らないままでは、悪徳業者による高額請求や手抜き工事のリスクにも気づけません。そこでこの記事では、プロの視点から「外壁塗装を行うべき正しいタイミング(築年数・季節)」と「費用の目安」について解説します。あわせて、工事費用を適正かつ安く抑えるためのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

外壁塗装の費用・塗装時期の目安

失敗しない外壁塗装のためには、まず費用相場と時期の目安を把握することが重要です。相場を知ることで見積もりの妥当性を判断でき、時期を知ることで建物を守る最適なタイミングで工事ができます。無理のない予算計画と定期的なメンテナンスで、大切なマイホームの寿命を延ばしましょう。

塗装時期の目安は築10年(まだしなくて良いケースも)

塗装を行うタイミングとして、まずは築10年を目安に考えるとよいでしょう。現在、日本の住宅外壁の約80%で「窯業系サイディングボード」が使われています。この素材は主成分がセメントであり、素材自体に防水性がないため、塗装によって防水機能を保っています。その塗膜の効果が薄れ始めるのが、およそ5〜7年といわれています。塗膜が劣化すると外壁材が水分を含みやすくなり、ひび割れや反りの原因となります。

ただし、「築10年経ったから絶対に塗装しなければならない」というわけではありません。日当たりや通気性が良く劣化が少ない場合や、新築時に高耐久な素材が使われている場合は、10年を超えても問題ないケースがあります。「まだ塗装しなくて良い」状態なのに無理に工事を勧めてくる業者には注意が必要です。まずは築10年を「点検のタイミング」と捉え、プロの診断を受けることが大切です。

費用の目安は約30坪で最低でも60万円

一般的な戸建て住宅(延床面積約30坪)の場合、外壁塗装の費用は最低でも約60万円が必要です。この費用には、塗料代だけでなく、職人の人件費(施工費)や足場代なども含まれますここで注意したいのが、見積書に記載される「内訳」です。中には「塗装工事一式」とだけ記載し、塗料のグレードや施工範囲、足場代の詳細を明らかにしない業者も存在します。内訳が不明瞭だと、不当に高額な請求をされても気づけませんし、逆に安すぎて手抜き工事をされるリスクもあります。費用目安を知ると同時に、何にいくらかかるのか、「詳細な内訳」を提示してくれる業者かどうかも必ずチェックしておきましょう。

外壁塗装は何年ごとにおこなう?

塗装時期の目安は約10年と解説しましたが、実は新築時と2回目以降の塗装では、検討すべきタイミングが異なります使用している外壁材や塗料の種類によっては10年以上メンテナンスが不要な場合もあるため、現状に合わせて判断することが大切です。ここでは、新築時と2回目以降それぞれの目安について解説します。

新築は8〜12年を目安に

新築の場合、使用されている外壁材の種類や、立地環境によって劣化スピードが変わります。例えば、日当たりが良すぎて紫外線ダメージを受けやすい南面や、湿気がこもりやすい北面など、家の方角によっても傷み具合は異なります。一般的なサイディングであれば10年前後が目安ですが、高耐久なタイルや特殊な外壁材を使用している場合は、それ以上の耐久性を持つこともあります。まずは新築時の図面や仕様書を確認し、自分の家に使われている外壁材の特徴を知っておくことが大切です。その上で、築10年を迎える頃にプロによる外壁診断を受け、本当に塗装が必要か判断するのがおすすめです。

無料で外壁診断を依頼してみる

 

2回目以降は塗料の耐用年数による

過去に外壁塗装を行ったことがある場合は、前回使用した塗料の「耐用年数」が次回の目安となります。塗料のグレードによって耐久性は大きく異なり、耐用年数が短い塗料であれば頻繁な塗り替えが必要になりますし、長ければメンテナンスの頻度を減らせます。代表的な塗料の種類と耐用年数の目安は以下の通りです。前回の工事内容と照らし合わせてみてください。

塗料の種類 耐用年数の目安
アクリル塗料 3〜8年
ウレタン塗料 5~10年
シリコン塗料 7~15年
ラジカル塗料 8〜16年
フッ素塗料 15~20年

外壁の劣化症状から塗装するタイミングをチェック

一般的な目安は築10年前後ですが、外壁に明らかな劣化症状が見られる場合は、年数に関わらず早めの塗り直しを検討する必要があります。毎日、紫外線や雨風にさらされている外壁は、経年劣化が避けられません。ここでは、外壁の劣化度合い(緊急度)から判断する塗装のタイミングについて、症状別に解説していきます。

【緊急度:低】色褪せや艶落ち

緊急性は低いですが、「色褪せ」や「艶落ち」は劣化が始まっているサインです。新築当時は鮮やかだった外壁も、日光や風雨にさらされ続けることで、徐々に艶が失われていきます。明らかに色が薄くなってきたと感じる場合は、近い将来の塗装を視野に入れておくとよいでしょう。ただし、今すぐ建物の構造に影響するわけではないので、まずは経過観察で問題ありません

【緊急度:中】外壁の苔やカビ

日当たりの悪い場所などで、外壁に苔やカビが発生していることはありませんか?汚れが付着しやすくなったということは、塗膜の防水・防汚機能が低下している証拠であり、劣化が進み始めているサインといえます。苔やカビは、一度根を張ると通常の水洗いでは除去しきれません。その場合、殺菌作用のある洗剤を使った「バイオ高圧洗浄」など、根元から除去する適切な処理が必要です。また、次回の塗装では防カビ・防汚性機能が高い塗料を選ぶなど、環境に合わせたプランを業者と相談することをおすすめします。

【緊急度:中〜高】チョーキング(白亜化現象)

外壁を手で触ったときに白い粉がつく場合は、できるだけ早く対処しましょう。これは「チョーキング現象」と呼ばれ、紫外線などによって塗膜が分解され、顔料が粉状になって表面に浮き出てくる症状です。外壁を守る塗膜の機能が失われている状態ですので、そのままにすると雨水の影響を直接受けてしまいます専門知識がなくてもすぐに確認できる症状ですので、セルフチェックの方法としてぜひ覚えておいてください。

【緊急度:高】塗膜の割れ・はがれ

外壁をよく見たときに、ひび割れ(クラック)や塗膜の剥がれがある場合は要注意です。たとえ小さな割れや剥がれであっても、放置すると範囲が広がり、建物内部へのダメージにつながるため、早急な対処が必要です。塗膜が剥がれると、そこから雨水が侵入し、湿気が溜まることでさらに劣化が進行するという悪循環に陥ります。最悪の場合、雨漏りの原因となり、修繕費用も高額になってしまいます。割れや剥がれを見つけたら、すぐに業者へ連絡して点検を依頼しましょう。

【緊急度:高】シーリングの亀裂

サイディングボードの継ぎ目や窓枠の周りに使われているゴム状の素材が「シーリング(コーキング)」です。シーリングは経年劣化により硬化し、ひび割れや亀裂が発生しやすいため、早急に対処する必要がありますこの隙間を放置すると雨水が侵入し、雨漏りだけでなく、内部の木材が腐食することでシロアリ被害を引き起こすリスクも高まります住宅の寿命を大きく縮める原因となるため、外壁塗装と合わせてシーリングの打ち替え・増し打ち工事は必ず行ってください。

【番外編】付帯部(雨樋・破風・軒天)の劣化もチェック

外壁塗装の際に見落としがちなのが、雨樋(あまどい)や破風板(はふいた)、軒天(のきてん)といった「付帯部(ふたいぶ)」の劣化です。これらは建物本体ではありませんが、雨水を適切に排水したり、屋根裏の換気をしたりする重要な役割を持っています。付帯部が破損すると雨漏りの原因になることもあるため、外壁とあわせて劣化していないかチェックすることが重要です。

外壁塗装に最適な「季節」は何月?

「いつやるか(築年数)」と同様に重要なのが、「何月にやるか(季節)」です。実は、塗装工事には適した気象条件(気温5℃以上、湿度85%未満)があり、これを満たせば一年中いつでも工事は可能です。しかし、季節ごとにメリット・デメリットがあるため、ご家庭の状況に合わせて選ぶことが大切です。

人気なのは「春」と「秋」

3月〜5月の「春」と、9月〜11月の「秋」は、気候が安定しており、塗料が乾きやすいため最も人気のあるシーズンです。工事中の窓の開け閉めが制限されても、エアコンなしで過ごしやすいというメリットもあります。ただし、人気が集中するため予約が取りづらく、希望の日程で工事ができない場合があるのがデメリットです。

「夏」と「冬」でも工事は可能

梅雨や夏(6月〜8月)、冬(12月〜2月)は、工事ができないと思われがちですが、条件さえ整えば問題なく施工できます。

  • 夏:気温が高く塗料の乾きが早いため、スムーズに進みます。ただし、台風や夕立の影響で工期が延びる可能性があります。
  • 冬:空気が乾燥していて塗料の定着が良いですが、日照時間が短いため作業時間が限られたり、霜や雪の影響を受けたりするリスクがあります。

閑散期にあたるため、業者によっては予約が取りやすかったり、キャンペーンでお得に工事ができたりするケースもあるので、狙い目ともいえます。

外壁塗装費用を安く抑える5つの方法

外壁塗装の費用目安は、30坪の住宅で最低でも約60万円からと、決して安い金額ではありません。家計への負担を考えると、できるだけ費用を抑えたいと考えるのは当然のことです。そこで、品質を落とさずに塗装費用を安く抑える方法を5つ紹介します。ただし、安さだけを追求して手抜き工事をされては本末転倒です。価格だけでなく、工事内容や見積書の詳細をしっかり確認し、慎重に業者を選ぶことが大切です。

見積もりを比較する

手間だからといって一社だけで決めてしまわず、必ず複数社に見積もりを依頼して比較検討(相見積もり)を行いましょう。一社だけでは、その金額が相場通りなのか、不当に高いのか判断できません。また、業者によって提案する塗料や工法が異なるため、比較することで「我が家に最適なプラン」が見えてきます。複数社の見積書を見比べることで、適正価格がわかるだけでなく、営業担当者の対応の違いも比較できます。納得のいく工事をするために、いきなり一社に決めず、少なくとも2〜3社から見積もりを取り寄せるのがおすすめです。

火災保険を使う

自然災害による外壁の損傷であれば、火災保険が適用される場合があります。火災保険は火事だけでなく、台風、強風、大雪などの影響で被害を受けた場合(風災)でも、補償の対象になる可能性があるからです。ただし、「風災補償」に加入していることや、被害額が20万円以上の工事であることなど、保険会社によって適用条件が異なります。ご加入の保険証券を確認するか、保険会社へ一度問い合わせてみるとよいでしょう。

助成金・補助金を利用する

お住まいの市区町村によっては、リフォームに関する助成金や補助金制度を実施しており、これらを活用することで費用を抑えられます。支給額は自治体によって異なりますが、工事費用の10%〜20%(上限あり)など、まとまった金額の補助を受けられるケースがあります。これらの制度は返済不要ですので、利用できるなら使わない手はありません。ただし、予算上限に達し次第終了する場合や、指定業者での施工が条件となる場合が多いです。工事の契約や着工をする前に、必ず自治体の窓口やホームページで制度の有無と条件を確認しておきましょう。

屋根・付帯部の塗装を同時におこなう

外壁塗装を行う際は、屋根や付帯部(雨樋・軒天など)もまとめて行うことで足場代の節約につながります。塗装費用の内訳において、足場代などの仮設工事費は約20%を占めています屋根や雨樋も外壁と同様に日々ダメージを受けているため、時期をずらして別々に工事をすると、その都度足場代(約15〜20万円程度)がかかってしまい非効率です。一度の足場設置で、家全体をまとめてメンテナンスすれば、トータルのコストを大幅に削減できます。屋根や付帯部の劣化状況がわからない場合も、まずは業者に点検してもらい、同時施工を検討することをおすすめします

優良業者に依頼する

同じ塗料を使っても、職人の技術力や丁寧さによって仕上がりと耐久性は大きく変わります。また、不必要な工事を追加して高額請求をする悪徳業者がいるのも事実です。素人が見極めるのは難しい部分ですが、業者の「施工実績」や「口コミ」は重要な判断材料になります。優良業者は豊富な実績を持ち、「一級塗装技能士」などの国家資格を持つ職人が在籍していることが多いです。また、実際に工事をした人の口コミには、営業担当の対応や現場の様子など、リアルな意見が含まれています。

資格や実績がすべてではありませんが、知識の少ない施主にとっては信頼できる業者を選ぶための大きな基準となります。せっかく安く依頼できても、技術不足で数年ではがれてしまっては、結局高くついてしまいます。長期的な視点でコストパフォーマンスを考え、信頼できる業者を慎重に選びましょう。

まとめ

外壁塗装の費用目安は、一般的な30坪の住宅で最低でも60万円程度は見込んでおきましょう。時期については、新築なら築10年前後、2回目以降なら前回使用した塗料の耐用年数を目安にしつつ、劣化の「緊急度」に合わせて業者と相談するのがベストです。外壁塗装は決して安い買い物ではありません。だからこそ、複数社の見積もりを比較し、予算と目的に合った最適なプランを提案してくれる業者を選ぶことが成功への近道です。一二三工務店では、お見積もりのご依頼をいつでも無料で承っております。

また、独自の技術で開発した「一二三SPシリーズ」は、優れた耐久性を誇るワンランク上の塗料です。一二三工務店でしか扱っていない外壁塗装専用塗料ですので、長持ちする塗装をご希望の方は、ぜひその性能を実感してみてください。

「一二三SPシリーズ」の詳細はこちら

無料お見積り・資料請求なら
お気軽にご相談ください

無料お見積り依頼
お問い合わせ