念願の愛車を購入したら、長く綺麗に乗り続けたいですよね。そんな愛車を守るためには、カーポートのリフォームがおすすめ。本記事では、カーポートリフォームの目的や注意点、屋根材のタイプについてご紹介します。
20~100万円と費用がかさみむので、後々後悔しないためにも長期的なスパンを見据えて計画しましょう。
カーポートリフォームで生活はこう変わる
カーポートとは、屋根と支柱だけで構成された簡易的な車庫のことです。ここでは、カーポートの役割を2つご紹介します。
愛車を守る
カーポートは、雨風から愛車を守る重要な役割を果たしています。ガレージのように壁がないので完全に守れるわけではありませんが、雨によるサビの進行やワックスの流れ出しを抑えてくれます。
また紫外線も当たりにくくなるため、車体・車内の変色や、ひび割れも防止できますよ。
雨の日も安心
カーポートを設置すれば、雨の日でも濡れることなく乗り降りできます。荷物が多い日でも、スムーズに積み下ろしを行えます。
自宅から傘をささずに車に乗りこめるので、小さなお子様や高齢者のいるご家庭にも便利ですよ。
何台駐車しているか
カーポートのタイプは、駐車する車の台数によって異なります。ここでは、「1台」「2台以上」と分けて、カーポートの種類をご紹介します。
1台
車を1台駐車する場合は、片側の柱で屋根を支える「片支持タイプ」が主流となっています。
屋根の形は、「ラウンドスタイル」と「フラットスタイル」の2種類。1番スタンダードなタイプとなっており、コンパクトながらしっかり愛車を守ってくれるのが特徴的です。
2台以上
車を2台以上駐車する場合は、左右両方の柱で屋根を支える「両支持タイプ」や片支持タイプのカーポートの中央部分で連結させる「M合掌タイプ」が主流となっています。
屋根の形は「ラウンドスタイル」と「フラットスタイル」の2種類があり、住まいの印象に合わせて選択可能です。後方に柱がある「後方支持タイプ」なら、車の出し入れがしやすく開放感を感じられるメリットもありますよ。
また2台並列して駐車できるスペースがない場合は、横幅を大きくとる必要のない「縦列駐車」もおすすめです。
縦列に複数台の愛車を駐車できる一方、片支持タイプを2棟設置する形になるため、どうしても柱側のドアは開けづらくなってしまいます。使い勝手が悪くなってしまうこともあるので、余裕をもったスペースを確保しましょう。
屋根材の種類
ここでは、カーポートの屋根材の種類を3つご紹介します。それぞれの特徴を理解し、予算に合わせてお考えください。
ポリカーボネート
ポリカーボネートは、テラスの屋根や窓ガラスにもよく使われているプラスチック製の屋根材です。
アクリル板に似ていますが、表面に特殊コーティングが施されているため有害な紫外線をほぼ遮ります。紫外線による変質・変色、ひび割れを防止するだけではなく、耐久性にも優れているのが特徴的です。
熱線吸収ポリカーボネート
熱戦吸収ポリカーボネートは、通常のポリカーボネートに熱線を吸収する機能をプラスした高機能屋根材です。
熱線(赤外線)をカットし、暑い日の車内温度の上昇を抑えます。通常のものと比べると価格は高くなりますが、暑さの気になる時期や日当たりのいい場所にカーポートを設置しているご家庭におすすめです。
熱線遮断FRP板 DRタイプ
熱線遮断FRP板 DRタイプは、樹脂とガラス繊維を組み合わせた素材でつくられています。
防火性に優れており、ポリカーボネートと比べて熱伸縮しにくいのが最大の特徴。日射しによる車内温度の上昇も抑えて紫外線もカットしてくれるので、人体や愛車にもやさしい屋根材です。
建物に隣接して設置した場合は室内の温度上昇も軽減してくれるため、省エネ対策にもうってつけの屋根材です。
注意点を知る
ここでは、カーポートリフォームの注意点を3つご紹介します。
知らないままリフォームしてしまうと使い勝手が悪くなってしまうこともあるので、しっかり確認しておきましょう。
駐車スペースと建築確認申請
まずは、カーポートを設置するのに必要な駐車スペースを考えましょう。
必要な面積は、車種や駐車台数などによって変わります。カーポートのサイズが小さすぎると、乗り降りや荷物の出し入れが不便になってしまうことも。
運転席だけでなく助手席・後部座席からの乗り降りや、トランクの開閉なども考慮して検討しましょう。またカーポートはサイズや地域によって、建築確認申請が必要なケースがあります。
防火地域及び準防火地域であれば必要ありませんが、該当するか分からない場合は役所に必ず確認しておきましょう。
強風や大雪への対策を
積雪量の多い地方にお住まいの人は、耐雪強度のあるカーポートを選ぶことが重要になります。一方、強風による被害を受けやすい地域にお住まいの人は、耐風圧強度がワンランク上の商品を選ぶことが重要になります。
片支持タイプの場合には、強風時に備えて着脱式サポートセットを追加するのもおすすめです。
車の買い替え
カーポートは現在所有している車のサイズだけでなく、将来的に買い替えを検討している車のサイズまで考慮したうえで選ぶようにしましょう。
サイズの大きさはもちろん柱の高いカーポートを選んでおけば、どのような事態にも対応できますよ。
まとめ
今回は、カーポートリフォームの目的や注意点、屋根材のタイプについて詳しくご紹介しました。
もちろん費用も大事ですが、車種や所有する車の台数などをもとに適したサイズやタイプを選ぶ必要があります。長く使い続けるためにも、失敗しないカーポートを選びましょう。
弊社では、無料でご相談とお見積りを実施しています。カーポートリフォームをお考えの人は、お気軽にお問合せください。