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外壁塗装に火災保険は使える?適用条件・申請の流れと注意点を徹底解説

2025.10.14

外壁塗装に火災保険は適用できる?申請の流れと注意すべきトラブル

「火災保険を使って外壁塗装の費用を抑えられるの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実際、火災保険が外壁塗装に適用されるのは、自然災害などによって外壁が損傷した場合に限られます。
条件を満たせば、修繕費の一部または全額を保険でまかなうことも可能です。

この記事では、火災保険が外壁塗装に適用される具体的な条件から、申請の流れ、注意点、トラブルを防ぐためのポイントまで詳しく解説します。
補償内容を正しく理解し、損をしないための知識を身につけていきましょう。

※本記事は2025年10月時点の情報に基づいています。詳しくは各保険会社にお問い合わせください。


火災保険は外壁塗装に使える?

適用されるケース

火災保険が外壁塗装に適用されるのは、自然災害など突発的な外的要因によって損傷が発生した場合に限られます。
代表的なケースとしては以下の通りです。

  • 台風や強風で外壁材や塗膜が剥がれた
  • ひょうが当たって外壁にへこみや欠けができた
  • 落雷によって外壁の一部が破損した
  • 隣家の屋根材などが飛来して壁を傷つけた

これらは「偶発的な損害」とみなされ、火災保険の補償対象となる可能性があります。

対象外となるケース(経年劣化など)

一方で、経年劣化や自然な老朽化による損傷は火災保険の対象外です。
たとえば、色あせ・チョーキング・小さなひび割れなどは、長年の使用による劣化とみなされ補償されません。
あくまで「突発的・偶発的な被害」に限定される点を理解しておきましょう。


火災保険の種類と補償範囲

火災保険にはいくつかの種類があり、補償範囲は契約内容によって大きく異なります。
ここでは代表的な3つの保険タイプを紹介します。

住宅火災保険

住宅火災保険は、最も基本的な火災保険で、火災や自然災害による損害を補償します。
補償範囲は火災・風災・雪災・落雷・ひょう・破裂・爆発など。
たとえば台風の飛来物や落雷で外壁が損傷した場合には、保険が適用される可能性があります。

一方で、水害や水漏れ、盗難、人的な破損などによる損害は補償対象外となるため注意が必要です。

住宅総合保険

住宅総合保険は、住宅に関する幅広い損害を補償するタイプの保険です。
前述の補償に加え、暴行・破壊・盗難・飛来物の衝突・自動車の激突なども対象となります。
たとえば泥棒の侵入や衝突事故で外壁が破損した場合にも、保険が適用されることがあります。

また、水害や人為的な水漏れ事故による損害にも対応しており、より手厚い補償を受けることができます。

新タイプの保険(オールリスクタイプ)

新タイプの保険は「オールリスクタイプ」とも呼ばれ、従来の総合保険よりさらに広範囲なリスクに対応しています。
実際の修理費用がそのまま補償されたり、補償項目を細かく設定できたりと、柔軟性の高いプランです。
生活スタイルや建物の構造に合わせて選べるのが大きな特徴です。

また、鍵の紛失対応や水回りトラブル、緊急医療相談などの付帯サービスを提供している保険会社もあります。
補償内容は会社によって異なるため、加入前に詳細を確認しておきましょう。


火災保険の申請方法

火災保険を使うには、正しい手順で申請を行うことが大切です。
書類の不備や証拠不足があると、支払いが遅れたり、否認されたりすることもあります。
ここでは、申請の流れや必要書類、注意点について順を追って説明します。

申請手順

1.火災保険の内容を確認する
 まずは保険証書を確認し、契約している火災保険の種類と補償範囲を把握します。
 補償対象外のケース(経年劣化など)を事前に理解しておくことが、トラブル防止につながります。

2.業者に破損状況を調査してもらう
 塗装業者やリフォーム業者に現地調査を依頼し、被害状況を正確に確認してもらいます。
 調査結果をもとに見積書を作成してもらいましょう。火災保険対応に慣れた業者を選ぶと、書類の準備もスムーズです。

3.申請書類を作成する
 業者の見積書や損害写真をもとに、保険会社へ提出する申請書を作成します。
 申請の方法や提出先は、契約している保険会社の案内資料や公式サイトで確認できます。

4.保険会社による調査を受ける
 申請後、保険会社の損害鑑定人が派遣され、損害状況を確認します。
 補償額は、「フランチャイズ方式(免責金額を超えると全額補償)」または「エクセス方式(免責金額を差し引いた金額を補償)」のいずれかで算定されます。
 ご自身の契約内容をあらかじめ確認しておきましょう。

5.保険金の支払い
 審査の結果、補償対象と認められれば保険金が支払われます。
 スムーズに進めば1週間程度で振り込まれることもありますが、原則として請求完了から30日以内に支払いが行われます。
 なお、支払われた保険金は必ずしも修繕費用に充てる義務はありません。ただし修繕を行わない場合、次回以降の申請が通りにくくなる可能性があります。

必要書類と写真の撮り方

火災保険の申請には、主に以下の3点が必要です。

  • 保険金請求書
  • 修理箇所の見積書
  • 事故報告書(損害発生日時・状況・原因・被害箇所など)

さらに、被害箇所の写真が重要な証拠となります。
撮影する際は、被害直後に日付入りで撮影し、全体像と接写の両方を残しましょう。
被害箇所が分かりづらい場合は、メジャーやスケールを当てて撮ると信憑性が高まります。

これらの書類や写真を業者が代行作成してくれる場合もあるため、見積もり依頼時に確認しておくと安心です。

申請期限と注意点

火災保険の請求には期限があります。
損害発生日から3年以内に申請しなければ、保険金請求権が消滅してしまいます。
時間が経つと被害状況が不明確になり、因果関係を証明しにくくなるため、災害発生後はできるだけ早めに申請することが大切です。


火災保険の申請が通らない理由

以下のような場合は、火災保険が適用されない、または支払いが却下されることがあります。

  • 経年劣化や老朽化による損傷
  • 災害と損害の因果関係が証明できない
  • 証拠写真が不十分で損害が確認できない
  • 修繕工事後に申請した(事後申請)
  • 故意や過失による損傷

これらのリスクを避けるためにも、被害発生時はできるだけ早く記録を残し、専門業者や保険会社に相談することが重要です。


火災保険を利用するメリット・デメリット

火災保険を上手に活用することで、思わぬ損害から家計を守ることができます。
一方で、仕組みを誤解するとトラブルや誤申請につながることもあります。
以下の表で、メリット・デメリットを整理して確認しておきましょう。

メリット デメリット
災害による修繕費を大幅に軽減できる 経年劣化などは対象外となる
外壁や屋根を早期にメンテナンスでき、住宅寿命を延ばせる 書類作成や調査など手続きが煩雑
突発的な損害にも経済的な備えができる 虚偽申請を行うと詐欺罪に問われる可能性がある

火災保険の仕組みを正しく理解し、適切な範囲で上手に活用することが大切です。


トラブルや悪質業者への注意

「火災保険を使えば外壁を無料で修理できます」と勧誘する悪質業者によるトラブルが増えています。
確かに、保険金の支払いによって自己負担が実質ゼロになる場合もありますが、補償内容は契約によって異なります。
契約内容を把握していない第三者が「無料で修理できます」と断言することはできません。

このような業者と契約すると、契約書の控えがもらえなかったり、「手数料」と称して保険金の一部を請求されたりするケースもあります。
火災保険を悪用したリフォーム詐欺は実際に多発しているため、十分な注意が必要です。


よくある誤解とQ&A

火災保険を利用する際に、特に誤解されやすいポイントをQ&A形式でまとめました。
申請前に一度チェックしておくと、スムーズに判断できます。

Q1:火災保険を使うと、翌年の保険料が上がるの?
A:いいえ。火災保険は「ノンフリート制(自動車保険の等級制度なし)」のため、保険金を受け取っても翌年の保険料が上がることはありません。

Q2:被害が小さくても申請していいの?
A:はい。被害が軽微でも、台風やひょうなど“自然災害による損害”であれば申請可能です。修繕費が免責金額を超えていれば補償される場合があります。

Q3:部分的な修理でも申請できる?
A:できます。外壁の一部が破損した場合でも、損害箇所を限定して保険金を請求できます。全体の塗り替えが必要かどうかは、業者の診断結果をもとに判断します。

Q4:修理後でも申請できる?
A:基本的には修理前に申請が必要です。修繕後だと損害の証明が難しく、保険会社に認められない可能性があります。

Q5:自然災害による被害か判断できないときは?
A:自己判断せず、保険会社や専門業者に相談しましょう。被害の原因や程度を正確に把握することで、誤申請を防げます。


まとめ

火災保険を活用すれば、突発的な災害による外壁損傷を自己負担を抑えて修繕できる可能性があります。
一方で、経年劣化や自然な老朽化は対象外であり、申請期限(3年以内)を過ぎると補償を受けられません。
つまり、外壁の被害に気づいた時点で早めの行動が重要です。

火災保険を上手に使うポイントは、次の3つを意識することです。

  • 契約内容の確認
  • 被害の記録と証拠写真の保管
  • 信頼できる業者・保険会社への相談

火災保険の正しい知識を持ち、申請条件を理解すれば、災害時の負担を大きく減らすことができます。
「うちも対象になるかも?」と思った方は、まずは専門業者に相談してみましょう。
的確なアドバイスを受けることで、安心して修繕を進められます。

当社では、無料でお見積りとご相談を承っております。
火災保険を活用した外壁塗装をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
あなたの住まいを、確かな知識とサポートで守るお手伝いをいたします。

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