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外壁塗装をセラミック系塗料で行う際に知っておくべきこと

2025.10.20

「セラミック系塗料で外壁塗装を検討している方は、まずセラミックの特徴を正しく理解しておくことが大切です。セラミックは耐久性が高く汚れにくいという大きなメリットがありますが、その分価格が高くなるというデメリットもあります。また、悪徳業者が営業トークに利用することもあるため、正しい知識を持って選ぶことが重要です。この記事では、セラミック塗料の特徴や費用、注意点をわかりやすく解説します。

外壁塗装で使用するセラミック塗料とは


セラミック塗料とは、砂・石・セラミックビーズなどの微粒子を、アクリル樹脂・ウレタン樹脂・シリコン樹脂・フッ素樹脂などの塗料に配合したものを指します。セラミック成分のみで構成された塗料は存在しないため、「セラミック配合塗料」と呼ぶのが正確です。ベースとなる樹脂の種類によって、価格・耐用年数・機能性が変わります。水性・溶剤、1液型・2液型といった分類もあり、どの塗料にセラミックを配合するかによって仕上がりや価格が大きく異なります。

※メーカーや現場では「無機」「無機ハイブリッド」「セラミック配合」など表現が揺れることがあります。名称が似ていても、ベース樹脂や粒子の構成が異なるため、製品仕様書(TDS/SDS)で必ず確認しましょう。

セラミック塗料の特徴と効果

セラミックの主な特徴

セラミックには、耐熱性・遮熱性・親水性といった性質があります。中が空洞になっているセラミック粒子を配合すると断熱・遮熱効果が高まり、室内温度の上昇を抑えられます。また親水性が高いため、雨水とともに汚れを流す「セルフクリーニング効果」も期待できます。こうした特性により、外壁の劣化を防ぎ、美しい状態を長く保つことができます。

セラミック塗料のメリット

セラミック塗料の最大の利点は、耐久性と美観維持力の高さです。汚れやカビが付きにくく、紫外線や雨風の影響を受けにくいため、再塗装までのサイクルを長く保つことができます。また、着色セラミックを使用することで深みのある色調を演出でき、上品で高級感のある外観に仕上げることが可能です。結果として、メンテナンスコストの削減にもつながります。

セラミック塗料のデメリット

一方で、セラミック塗料は一般的な塗料よりも価格が高い傾向があります。ベースとなる樹脂や機能性の種類によって差はありますが、おおよそ1~5倍程度の価格差が生じる場合もあります。またセラミック粒子の配合形状によっては、表面がザラついて汚れが溜まりやすくなることもあり、施工技術が仕上がりに大きく影響します。したがって、技術力の高い業者に依頼することが重要です。

セラミック塗料の代表的な製品例

メーカーごとに特性の異なるセラミック塗料が開発されています。代表的な製品をいくつか紹介します。

  • 日進産業『ガイナ』:中空セラミックビーズを配合した断熱・遮熱塗料。屋根・外壁の温度上昇を抑制。
  • 関西ペイント『アレスセラフッソ』:親水性を高めた低汚染タイプで、雨水によるセルフクリーニング効果。
  • 日本ペイント『ファイン4Fセラミック』:耐候性・防汚性に優れ、光沢感と耐久性を両立。
  • エスケー化研『水性セラミシリコン』:シリコン樹脂ベースの汎用性が高いタイプ。戸建てに人気。
  • 山本窯業化工『カラーセラミックス』シリーズ:石材調の高意匠仕上げが可能。

セラミック外壁塗装の費用相場


セラミック塗料を使用した外壁塗装の費用は、30坪の住宅でおよそ90万円〜が目安です。これは一般的な基準であり、ベースとなる樹脂の種類や付加機能によって変動します。例えば、セラミック系のフッ素塗料は1㎡あたり3,000円〜、遮熱塗料では4,000円〜、高断熱塗料では4,500円〜が一般的です。より正確な費用を知りたい場合は、各塗料メーカーの製品仕様を確認するのが確実です。

ベース樹脂 参考単価(㎡) 耐用年数目安
アクリル 1,000〜1,500円 5〜7年
ウレタン 1,500〜2,200円 8〜10年
シリコン 2,500〜3,500円 10〜15年
フッ素 3,500〜4,500円 15〜20年
無機 5,000〜5,500円 20〜25年
セラミック(石材調) 5,000〜14,000円 設計・工程依存

※セラミック塗料は配合設計や工程数によって価格幅が大きく、特に石材調+トップコート仕様は高額になる傾向があります。

施工時の注意点と業者選び

施工技術に左右される仕上がり

セラミック塗料は、「ローラー工法」または「吹き付け工法」で施工されます。ローラー工法はローラーを使って均一に塗る方法で、飛散が少ないのが特徴です。吹き付け工法はスプレーガンで塗装するため作業効率が高い一方、職人の技術によっては色ムラや飛び散りが生じるリスクもあります。

特に石材調のセラミック塗料では、吹き付けでしか施工できないタイプや、トップコートを省くと数年で粒子が剥落するものもあります。複数工程(下塗り・中塗り・玉吹き・トップコートなど)を要するため、経験豊富な職人による丁寧な施工が不可欠です。

断熱・遮熱効果を期待する場合の注意

断熱・遮熱塗料は塗装面での熱反射や空気層形成による効果が期待できますが、建物の断熱性能を根本的に変えるものではありません。特に窓や玄関ドアなど開口部の断熱性が低い場合、塗装だけで室内温度の改善を実感するのは難しいケースもあります。断熱材の追加や窓交換など、建物全体の断熱対策と組み合わせて検討するとより効果的です。

悪徳業者による誇張トークに注意

セラミック塗料は人気が高い分、営業トークに利用されやすい塗料でもあります。次のような言葉には注意が必要です。

・「当社だけが扱う100%セラミック配合の特別な塗料です」
・「セラミック塗料ならどんな外壁でも半永久的に持ちます」

実際には100%セラミックの塗料は存在せず、耐久性やデザイン性はベース樹脂によって異なります。過剰なセールストークで高額契約を迫る業者には十分注意しましょう。

配合量の少ない塗料にも注意

セラミック塗料には明確な基準がないため、わずかでもセラミック成分が入っていれば「セラミック系塗料」として販売されることがあります。そのため、「セラミック入り」という表現だけで品質を判断するのは危険です。塗料を選ぶ際は、どの程度の割合でセラミックが配合されているかを確認し、信頼できるメーカーや施工店を選ぶことが大切です。

信頼できる業者を見極めるチェックリスト

  • 見積に「製品名・希釈率・塗布量・工程数」を明記してもらう
  • 工程ごとの施工写真・使用缶数の写真提出を事前に依頼
  • 相見積もりを取り、条件を統一して比較
  • 過度な値引きや「今日だけ特別価格」といった即決営業に注意
  • 不安が残る場合は契約を持ち帰り、第三者に相談する

まとめ:正しい知識で納得のいく外壁塗装を


セラミック塗料は高い耐久性や美観維持力を兼ね備えた魅力的な塗料ですが、その性質や施工方法を理解せずに選ぶとトラブルの原因になることもあります。価格・機能・施工技術のバランスを見極め、信頼できる業者を選ぶことが成功の鍵です。当社ではこれまでに20,000件以上の施工実績があり、経験豊富な職人が丁寧に対応いたします。ご相談やお見積りは無料で承っておりますので、「セラミック塗料で外壁塗装をしたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※訪問販売等で契約した場合、書面受領日から8日以内はクーリングオフの対象となる場合があります。詳細は契約書面や公的機関の案内をご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. セラミック100%の塗料はありますか?

A. ありません。塗膜の主体は樹脂であり、セラミックは配合成分のひとつです。

Q. セラミックが入ると耐用年数は長くなりますか?

A. 塗料の耐用年数は主にベース樹脂で決まります。セラミックは補助的な役割を果たす成分です。

Q. 石材調の塗装はなぜ高いのですか?

A. 吹付け+多工程+トップコートが必須で、職人の技術と時間がかかるためです。仕上がり品質の確認には工程写真の提出を依頼しましょう。

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