「お金が なくても外壁塗装をする方法はあるの?」と悩んでいませんか。外壁塗装はまとまった費用が必要なので、不安に思う方も多いでしょう。
ご安心ください。実際のところ、まとまったお金がなくても外壁塗装をすることは可能です。
この記事では、お金がなくても外壁塗装をする方法やお金がないときにやりがちなNG例を紹介します。外壁塗装の費用相場も説明していますので、ぜひ最後までご覧ください。
お金が なくてもできる!安く・賢く外壁塗装をする方法
お金がない場合に活用してほしい外壁塗装の費用を安くする方法を紹介いたします。方法は次の3つです。
- 制度を活用してお得に(補助金・助成金)
- 支払い方法でお得に(リフォームローン・火災保険)
- 塗装の費用を安く(安い業者・部分的な塗装・塗料のグレード・自社施工業者)
3つの方法を理解して、うまく活用しましょう。
1.制度を賢く活用しよう
自治体によっては外壁塗装の助成金制度を実施している地域があり、工事費用の一部を負担してくれます。助成金や補助金を活用すれば外壁塗装の費用を抑えることが可能です。自治体によって異なりますが、10〜25万円ほどが支給されているようです。
外壁塗装に対する助成金の対象となるのは大きく分けて次の3つ。
- 省エネ工事を対象
- 一般的なリフォームを対象
- そのほかの条件
省エネ工事に対する助成金は、外壁に高反射率(遮熱)の塗料を使用する塗装工事を対象としているケースが多くなっています。
一般的なリフォームに対する助成金は、自ら所有し居住している住宅の工事を、同じ地域内の施工業者に依頼するのが条件です。
助成金は、地域外からの移住予定者などを対象に、地域内の業者が工事を行うことを条件にして支給するケースがほとんどです。
補助金や助成金を申請できる条件は自治体によって異なりますが、共通するのは以下の条件。
- 自治体が指定した業者で工事を行う
- 工事内容が助成金の支給対象である
- 税金の滞納がないこと
- 着工前に助成金の申請を行う
申請の窓口は、リフォームする住宅がある市区町村役場の住宅課や商工会などになります。
まずは、お住まいの地域の自治体ホームページで、補助金や助成金の内容について確認しましょう。
不明な点は、お住まいの自治体に直接確認してください。
2.支払い方法で工夫しよう
外壁塗装したくてもお金がない場合は、工事費用の支払い方法を工夫すれば解決できる可能性があります。
2つの解決方法を紹介しますので、予算がなくてお困りの方はご確認ください。
リフォームローン
リフォームローンは住宅の修繕工事などに利用できるローンで、外壁塗装にも利用可能です。
自分で金融機関に相談してローン組むか、外装塗装を依頼する業者が提携しているローンを利用する方法があります。
リフォームローンを活用するメリットは、以下の4つです。
- 手元にまとまったお金がなくても支払いができる
- 比較的審査基準が厳しくない
- 金利は発生するが月々の出費は抑えられ、お金に余裕ができた時に一括返済することも可能
- 減税制度を活用できる(住宅ローン減税)
住宅建築時にすでに住宅ローンを組んでいる場合は、同じ金融機関でリフォーム費用を借りると住宅ローンの返済に組み込んでもらえる可能性があります。まずは金融機関に確認して見ましょう。
火災保険の活用
場合によっては、外壁塗装に火災保険が適用される可能性があります。火災保険が適用されるのは、以下のようなケースです。
- 自然災害によって起きた住宅の被害が適用
- 損害を受けてから3年以内に申請
経年劣化や業者による施工不良、故意の破損などは保険が適用されません。火災保険が適用されるかどうかは、保険会社に確認して、適用範囲であれば活用しましょう。保険会社によって対象となる条件などが異なるため、業者に相談することをおすすめします。
3.塗装の費用を抑えて安くしよう
外壁塗装するお金がないときは、外壁塗装自体の費用を抑えるのも方法の1つです。
外壁塗装の費用を安くする方法は、以下の4つです。
- 安い業者を利用する
- 部分的な塗装にする
- 塗料のグレードを下げる
- 自社施工業者を選ぶ
4つの方法を具体的に見ていきましょう。
安い業者を利用する
外壁塗装工事の費用は、工事業者によって差があります。なるべく安い費用で施工してくれる業者を探すために、複数者から相見積もりを取って費用を比較しましょう。
相見積もりをとるのは費用を抑えるためだけでなく、優良業者を選定することにも役に立ちます。
正確に比較検討ができるように、塗装範囲や塗料のグレードなどの条件を揃えて見積もりを出してもらうことが大切です。
部分的な塗装にする
家全体を外壁塗装すると高額になりますが、部分的な塗装にすることで費用を抑えられます。ただし、部分的な塗装にすると他の部分の色と差が出てしまい、違和感を感じるケースがあります。そのため、部分的な外壁塗装は、どうしようもないときの対処法と考えた方が良いでしょう。
塗料のグレードを下げる
外壁塗装に使用する塗料の種類によって費用は異なるため、グレードを下げると工事費用を安くできます。
ただし、塗料のグレードにより耐用年数も異なり、グレードが低い塗料を使用すると耐用年数も短くなる可能性がある点には注意が必要です。
耐用年数が低くなると頻繁に塗り直しが必要となり、トータルでコストが高くなる可能性があります。業者と塗料の種類や耐用年数、費用を相談しながら納得できるものを選びましょう。
自社施工業者を選ぶ
ホームページで「自社施工」と記載されている業者を選ぶのも、費用を抑える方法として有効です。なぜなら、塗装業者に依頼する際に中間マージンがかからないからです。
例えば、自社施工業者は足場の設置を自ら行い、他社に依頼する委託料が必要がないため、その分費用が抑えられるメリットがあります。
外壁塗装の費用相場を見てみよう
外壁塗装の費用は、塗装する範囲の大きさや使用する塗料、依頼する業者やお住いの地域によって大きく異なります。
また、塗装費用には足場の設置や外壁の汚れを落とすための洗浄や養生、下地の補修などの料金が含まれているため、この部分でも費用差が見られます。
最も一般的な住宅の大きさである30坪の住宅で、外壁塗装でもっとも使われるシリコン系塗料で塗装した場合、外壁塗装費用は50万円程度が目安です。
お金がないときにやりがちなNG事例
最後に、お金がないときに費用を抑えるためにやりがちなNG事例を紹介します。
NG事例を視野に入れて、大切なお住まいの外壁塗装を検討しましょう。
そのまま放置してしまう
お金がなくて外壁塗装を先延ばしにすると、ひび割れや塗装の剥がれなどの外壁の劣化が進んでしまいます。さらには室内にまで雨漏りなどの被害がおよび、最悪の場合、家の骨組み部分まで腐敗してしまい大規模修繕が必要になるでしょう。すると、かえって修理費用が高額になるおそれがあります。
また、雨漏りによりカビが発生し、アレルギーなどの健康被害を招くリスクがある点にも注意が必要です。
安い塗料を使ってしまう
グレードの低い安い塗料は耐久性が低く、10年も経たずに塗り直しが必要になる可能性があります。すると、短期間で何度も外壁塗装しなければならなくなり、結果としてトータルコストは高くなります。
塗料は外壁の劣化状況や予算に応じて、できるだけ長期的な視点で選ぶことが大切です。コストパフォーマンスを重視するのであれば、現在一戸建て住宅で最も使われているシリコン系の塗料を選ぶのがおすすめです。
自分で塗装してしまう
費用を抑えたいからといって、外壁塗装を自分でするのは控えましょう。DIYで外壁塗装を行わない方がよい理由は、以下のとおりです。
- ケガをする恐れがある
- 施工不良が起きやすくなる
- 時間と労力がかかる
外壁塗装は高所での作業が主なので、足場から落下してケガをする危険性がありおすすめできません。
また、塗装には専門知識や技術が必要なので、到底プロと同じようには仕上がらず、見た目はもちろん塗料の耐久性などを発揮させることはできないでしょう。
さらに、プロの業者でも工事完了まで2週間以上かかり、素人が自分で外壁全体を塗り直すのは大変な時間と労力が必要です。
異様に安い業者へ依頼してしまう
相場より明らかに安過ぎる業者には、依頼しないようにしましょう。価格が安いのには理由があり、人件費のカットや必要な工程のカット、塗料を薄めるなどの手抜き工事をしている可能性があります。
料金が異様に安いと感じたときは、他社と比較して安い理由を聞いたり、見積もり詳細や作業工程について詳しく教えてもらったりしましょう。
まとめ
外壁塗装はお金がなくてもできます!
外壁の劣化は年月とともに進んでいくので、外壁塗装は必ず必要となるメンテナンスです。
適切な時期にメンテナンスを行わずに先延ばしにしていると、かえって劣化が進んでしまい思わぬ出費が必要となる可能性もあります。ここで紹介した方法を参考にして、費用を賢く抑えて、適切な外壁塗装を行いましょう。費用を相談しながら外壁塗装を依頼したいとお考えの方は、弊社にご相談ください。
Q.外装塗装はお金がなくてもできるのでしょうか?
A.まとまったお金がなくても、補助金制度やローンを活用し、工事費を色々な観点で見直すことで費用を抑えることは可能です。
Q.お金がないので外装塗装をDIYしても大丈夫でしょうか?
A.外装塗装にはさまざまな知識や経験が必要ですので、費用部分のみを考えてDIYをするのはおすすめできません。