家を快適に使い続けるためには、定期的なリフォームが必要です。しかしリフォームは、種類によっては高額な費用がかかります。「実家がボロボロでリフォームしたいけれどお金がない」と悩んでいる方も珍しくありません。
近年はまとまったお金をすぐに用意できなくても、リフォームできる方法があります。本記事では、お金をかけずに実家をリフォームする方法を紹介します。
お金がなくても実家をリフォームする方法
リフォームには費用がかかりますが、家を長く快適に過ごすためには定期的に必要です。したがって「お金がない」という理由でリフォームを先延ばしにしていると、家全体の寿命が縮む恐れもあります。ここでは、まとまったお金が用意できなくても家がリフォームできる方法を紹介します。
部分リフォームを行う
家全体のリフォームは難しくても、浴室だけ、トイレだけといった部分リフォームならば費用がまかなえる場合は、劣化が進んでいる場所から部分的なリフォームを行いましょう。
具体的なリフォーム費用は、設備のグレードによっても変わってきます。高機能な設備を設置すれば使い勝手や耐久性は高い一方で、値段も数十万円以上高くなる場合があります。スタンダードな製品でも、市場に流通している製品なら一定の耐用性は備えているので心配ありません。費用を抑えたい場合は、値段の安い製品を利用しましょう。
リフォームローンを利用する
リフォームローンとは、文字通り家のリフォーム費用に利用できるローンです。住宅ローンより金利が高いですが、銀行などの金融機関から販売されているフリーローンよりも金利は低めに設定されています。
リフォームローンには無担保型と有担保型があり、自宅に抵当権を設定する有担保型のリフォームローンは、高額なリフォームにも利用可能です。一括でリフォーム費用を払うのは難しくても、数ヵ月~数年かけてなら払える場合は、リフォームローンの利用を検討してみましょう。
補助金が利用できるリフォームを行う
住宅リフォームの中には、国や自治体が出している補助金が利用できるものもあります。補助金の種類にはいろいろありますが、概ね10万~100万円代です。例えば、20万円のリフォーム費用のうち10万円を補助金でまかなえれば、自己負担は10万円ですみます。
補助金が利用できるリフォームを行う場合は、積極的に活用してみましょう。リフォーム会社や工務店なども相談に乗ってくれます。弊社でもリフォームのご相談を承っていますので、お気軽にお問い合わせください。
補助金の利用ができるリフォームの種類とは?
ここでは、補助金が利用できるリフォームの種類について解説します。リフォーム補助金は国や自治体が行っている補助金事業の中でも手厚いので、利用できるリフォームがあったら、積極的に活用しましょう。
介護リフォーム
介護リフォームとは、加齢や病気、怪我などによって体の一部が自由に動かせなくなった場合に、家で暮らしやすくするために行うリフォームです。一例を挙げるといかのようなものが挙げられます。
●廊下に手すりをつける
●車いすで移動しやすいように段差をなくす
トイレやお風呂の床面積を広げる
要介護認定を受けている方のために介護リフォームを行うと、介護保険が利用できます。介護リフォームを行うと、最大20万円の補助が利用できます。例えば、30万円で浴室を広げるフォームをする場合、介護保険を利用すれば自己負担10万円で可能です。なお、要介護度や支援度が上がると、もう一度20万円まで補助が利用できます。
断熱リフォーム
家の断熱性を高めるリフォームを行う場合、国が省エネ住宅に改修するために出している補助金が利用できるケースがあります。例えば、窓を断熱窓にしたり断熱リフォームをしたりする場合は、リフォーム費用の一部を補助金で賄えます。
断熱リフォームは自治体も力を入れており、条件によっては国と自治体の両方から補助金を受けられる可能性もあるので、自治体のホームページなどを確認してみてください。また、補助金の申請はリフォーム会社が行うケースが多いので、実績があるリフォーム会社に相談するのもおすすめです。
住宅の寿命を延ばすリフォーム
住宅の寿命を延ばすリフォームや子育て世代と同居するためにリフォームを行う場合も補助金を利用できます。長期優良住宅化リフォーム推進事業が実施する補助金や、子育て世代を応援する補助金などは、親の家を継いだりUターン、Iターンをしたりした方に適しています。なお、子育て世代を応援するリフォームは、子どもがいる家庭だけでなく、一定年齢以下の夫婦も利用可能です。自治体によって使えるリフォームの種類に差があるので、ホームページなどをチェックしてみましょう。
耐震リフォーム
耐震リフォームでも、自治体によっては補助金が利用できます。耐震リフォームは高額になるケースが多いので、補助金が使えれば自己資金を抑えられるでしょう。耐震リフォームの補助金は、自治体が独自に行っているものが主流です。まずは、自治体のホームページを確認したり、耐震リフォームを行っているリフォーム会社に相談してみてください。
自治体独自のリフォーム補助金
自治体の中には、地元の企業をサポートする目的でリフォーム補助金を設けているところもあります。地元の企業を応援する目的のリフォームは、耐震や断熱リフォーム以外にも、家の美観維持などのリフォームにも使えます「小規模なリフォームでも利用できる補助金を知りたい場合は、まずは自治体独自リフォーム補助金の有無をチェックしてみてください。また、リフォーム展示会などのイベントに参加すると、補助金の説明をしてくれるブースが出ている場合もあります。
災害で実家のリフォームが必要になった場合の対処法
火事・台風・水害などの天災で実家が被害を受け、リフォームが必要になった場合は火災保険の補償が使える可能性があります。火災保険は火災で家屋や家財が被害に遭った場合、補償を受けられる保険です。地震による被害は、保険の種類によって対応が異なるため加入時に補償内容をしっかりと確認しておくことが大切です。
補償を受けられるかどうかは、保険会社から派遣された調査員の調査結果によって判断されます。災害が起こった後に家屋の破損が確認された場合、保険会社に被害の状況や調査の依頼を申請してみましょう。
迷ったらリフォーム会社に相談しよう
リフォームにかかる費用は、リフォームする場所、設備、利用するリフォーム会社や工務店によって変わってきます。また、実績豊富なリフォーム会社や工務店ならば、限られた予算の中で、最適な方法をアドバイスしてくれるので、まずは相談をしてみましょう。補助金に詳しいリフォーム会社なら、利用できる補助金の種類や額も教えてもらえます。
リフォーム会社も随時相談がメールや電話でできるので、機会があったら利用してみてください。
お金がなくても実家のリフォームができる可能性はある
本記事では、実家をリフォームしたいけれどまとまったお金が準備できない場合の対処法を紹介しました。リフォームせずに家を放置していると、不具合がひどくなって家そのものの寿命が短くなる恐れもあります。
リフォームローンや補助金を利用するなどいろいろな方法があるので、まずは当社にご相談ください。お客様のご希望をしっかりとお聞きしたうえで、提案をさせていただきます。
Q.リフォームローンは、いくらまで借りられますか?
A。無担保ローンの場合は100万円代が相場となっています。商品によって限度額が異なるので、いろいろなローンを比較してみましょう。
Q.リフォームをDIYで可能ですか?
A設備を交換するような大規模なリフォームはプロに任せるのがおすすめです。中途半端な工事はかえって家を傷めてしまうので、注意しましょう。