「憧れはあるけど、ガレージリフォームについてよく分からない」という人も多いのではないでしょうか。理想的なガレージを作るには、家族の悩みや希望、ガレージの使用用途など様々な確認が欠かせません。ガレージの種類や特徴を知り、憧れを実現させましょう!
ガレージのリフォームは入念な計画が大切
ガレージのリフォームを行うには、まず現在のガレージに対する悩みを明確にする必要があります。失敗のないガレージリフォームを叶えるためには、入念に計画を立てることが大切です。以下の項目を参考に、自分の家に適したリフォームの計画を立ててみましょう。
家族の悩みや希望を把握しよう
現在のガレージをリフォームする場合は、どのようなところに不満があり、どのようなガレージを求めているのかを把握しなければなりません。不満点として「雨に濡れず乗り降りできること」や「車庫入れのしやすさ」など、日常のちょっとしたストレスが挙げられます。倉庫のように3方を壁で囲まれているタイプのガレージで「夏場に庫内が暑くなりすぎること」や「ガレージの暗さ」に不満を感じている場合は、通気性や明るさの改善など、希望は様々です。家族で優先順位を決めて検討していけば、後悔することが少ないでしょう。また、設置後の拡張が難しいガレージもあるため、車の乗り換えや台数の増減などライフスタイルの変化も念頭に置いたうえで考えるのが望ましいです。
ガレージの使用用途を確認
ガレージを車庫としてではなく、リフォーム後に独立した部屋として利用することも可能です。例えば、バイク・車いじりを楽しめる趣味部屋にしたり、くつろげる空間としてリメイクしたりと、様々な活用方法があります。住まいの暮らしやすさを重視したい人は、パントリーや机をガレージに設置すると、一時的な荷物置き場として活躍します。また、キッチンの近くにガレージの設置が可能であれば、食料品などの持ち運びも最短距離でできるためおすすめです。より充実した生活空間を手に入れるためにも、ガレージの使用用途はしっかり確認しておきましょう。
ガレージの種類とそれぞれの特徴を知ろう
不満や希望をまとめると「こんなガレージにしたい」という全体像が少しずつ見えてきます。ガレージは屋根のある駐車場を指しており、種類も様々です。そのため、ガレージの種類や特徴を把握して、自分の家に適したガレージを決めましょう。
独立ガレージ
独立ガレージとは、住居とは別に建てられた車専用のガレージです。リフォーム工事で手軽に後付けできるのがメリットです。
既製品を購入して設置する方法と、オーダーメイドで1から建てる2つの方法があります。費用は既製品の場合、低コストで済みますが、オーダーメイドは既製品よりも高額になるケースが多いです。しかし、素材や細やかなデザインなど自分の希望を反映できるため、こだわりを持ってガレージを作りたい人にはオーダーメイドが良いでしょう。また、独立ガレージには連結可能なタイプがあるため、将来車の台数が増えても増設が簡単です。車以外にも自転車やバイク、防災用品、道具などの置き場としても活用できますが、家と完全に離れているため、雨や雪の日はガレージに行くまでに濡れてしまいます。
ビルトインガレージ
ビルトインガレージとは、住宅とガレージが一体になっているもので、一階をガレージとして使用するのが一般的です。ガレージ内には自宅へつながるドアが設置されており、雨の日でも濡れることなく移動できます。
さらに、ガレージを自宅の延床面積の5分の1以下に抑えられる場合は、固定資産税の計算外となるため、土地の費用が高い都心部で生活をする人にとっては大きなメリットとなるでしょう。しかし、メリットの多いように感じられるビルトインガレージは、住宅の一部を利用するため、住居部分が狭くなるのがデメリットです。また、住宅の造りによっては建物の強度不足で断念せざるを得ない場合もあります。建物の強度は目視では分からないので、ビルトインガレージを希望する場合は建物の強度を診断してもらいましょう。
カーポートもガレージ
屋根付きの駐車場をガレージと呼ぶため、カーポートもガレージに該当します。独立ガレージやビルトインガレージがライフスタイルに合っていないと感じた場合は、カーポートを検討してみても良いですね。屋根を支える柱は片側、後方、両側とタイプも様々で、屋根の素材やデザインにこだわれば、高級感のあるカーポートが完成します。
ガレージの素材
ここでは、ガレージの素材である「スチール製」と「木製」について紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解した上で選びましょう。
スチール製
スチールとは、鉄や鉄を主成分とした合金のこと。強度が高く、既製品のガレージの多くはスチール製を採用しています。雨はもちろん、台風・雪などの悪天候による自然の影響からバイクや車を守ってくれるのでおすすめです。
スチール製は錆びやすい性質があり、換気を怠り濡れたままにしていると錆びてしまうため注意しなければなりません。錆び対策として、ガレージ内には換気扇や窓を設置するのが望ましいでしょう。
木製
既製品ではなくガレージを1から建設する場合は、素材に木材を選べます。木製は温かみがあり、木目や木材特有の質感を楽しめるのが大きな魅力です。
しかし、メンテナンスに手間がかかるというデメリットがあります。木製のガレージを希望する人は、湿度の調整を始め、シロアリ対策や防腐剤の塗布、木目表面のコーティングなど劣化対策をしっかり行いましょう。
ガレージシャッターの種類と特徴
ガレージのシャッターにも種類があり、設置するシャッターでガレージの印象が変わります。玄関扉のように、ガレージの顔とも呼べるシャッターは、家やガレージ、周囲の環境に合わせて選んでみましょう。
巻き取り式シャッター
巻き取り式シャッターは、巻き取ったドア部をシャッター上部に丸めて収納するタイプです。どのようなガレージでも使い勝手が良く、シャッターの収納は内部と外部のどちらにも取り付けが可能です。
コンパクトに収まるので、邪魔にならないことがメリットですが、開閉スピードが遅く、開閉時の音が大きいことから住宅街では騒音になる可能性があります。早朝・夜間に車を使用することが多い人は注意しましょう。
オーバースライダー
オーバースライダーは、ドア部がレールに沿って天井に収納されるタイプのシャッターです。巻き取り式シャッターと違い、滑らかに収納されるので、開閉を手早く静かに行えることがメリットといえます。
オーバースライダーの設置には、適度な高さのある天井が必要なため、工事可能かを前もって確認しましょう。また、雨天時に使用する際は、開閉するたびにシャッターに溜まった雨水が天井から落ちてくる可能性があるので、濡れてしまわないよう注意が必要です。
スイングアップ
スイングアップは板状のドアが天井に沿って跳ね上がり収納します。日本ではあまり馴染みのないスイングアップですが、海外でよく使われているタイプのガレージシャッターです。シャッターを開閉するときの音が静かで、閑静な住宅地でも気にせず使えます。
また、剛性に優れており防犯という観点でも優秀ですが、ドア部がスイングするので、開閉の際に必要なスペースを確保しなければなりません。素早い開閉が魅力的な反面、開閉時に巻き込まれる危険性があるため、小さな子どもがいるご家庭では設置する際は安全面にも考慮する必要があります。
理想的なガレージのため入念な計画を立ててリフォームしよう!
今回は、ガレージリフォームの基本を詳しく解説しました。ガレージはタイプや素材、シャッターの種類まで細かく分類されています。自分だけではなく家族の希望や利用目的をリストアップし、納得のいくガレージにしましょう。弊社では、お客様へ魅力あるガレージのご提案をしています。見積り無料なので、リフォームをお考えの人はぜひご相談ください。