トイレのリフォーム費用や工期は、リフォーム内容によって大幅に変わってきます。この記事では、トイレリフォームの内容、トイレリフォームに失敗しない5つのポイントをご紹介します。ぜひ参考にしていただき、失敗しない丁寧なプランニングを大切に理想の空間づくりをしましょう。
トイレリフォームの内容・費用・工期
トイレリフォームには、便器の交換などの部分的なリフォームから、トイレ全体をリフォームする方法もあります。
以下の3点の内容・費用・工期を参考に予算と合わせてお考えください。
トイレのフルリフォーム
トイレのフルリフォームとは、便器の交換、壁や床、窓や換気扇、トイレの設備など、全面的に一新するリフォームです。
例えば、セパレート型の便器から機能性の高いタンクレス便器への交換、内装の色を変更、手すりを付けドアを引き戸に変更するなど、トイレ全体のリフォームをすることが可能です。
しかし、トイレのフルリフォームは費用も高く工期もかかるので、予算やスケジュールに余裕を持つようにしましょう。
費用:50~80万円程度
工期:2~5日間
トイレの内装リフォーム
トイレの内装リフォームとは、床や壁を張り替えるリフォームです。
床や壁を張り替えることで、トイレがお洒落な空間に変わることはもちろん、機能性のある素材を選ぶことでお手入れもしやすくなります。また、トイレの床や壁の色は清潔感を考えた、白などの淡い色が好ましいでしょう。
費用:20~50万円程度
工期:2~3時間
便器の交換リフォーム
便器の交換リフォームとは、今まで使っていた便器を新しい便器に交換するリフォームです。
陶器製の便器であれば100年は使い続けられると言われていますが、タンクやパイプなどの部品やパーツは10~20年が寿命と言われています。しかし、便器は劣化だけでなく、衝撃によるひび割れや部品やパーツの故障など、様々な理由で交換が必要になります。
また、洋式トイレにはセパレート型・タンク一体型・タンクレス型の3種類があります。
独立した便器・便座・タンクが組み合わさったセパレート型は、一般的に多く使われており、価格やメンテナンス費用も安いのが特徴です。また、故障した部分だけの交換もできるので魅力的ですが、凹凸が多く掃除しづらいデメリットがあります。
一方、便器・便座・タンクが一体になっているタンク一体型は、セパレート型と違い一体感あるデザインとなっており、タンク上部の手洗い部分も広く手前に傾斜しているので手洗いもラクです。
水を溜めるタンクがないタンクレス型は、コンパクトなのでトイレという狭い空間も広く使うことができます。
この2つは凹凸がないデザインなので掃除がしやすい魅力がありますが、セパレート型と比べると価格やメンテナンス費用も高いのがデメリットです。
費用:15~50万円程度
工期:30分~3時間
失敗しないための5つのポイント
トイレをリフォームするときは以下の5つのポイントを取り入れることで、デザイン性や機能性を確保することができます。
また、長期的なプランも視野に入れておくことで、将来も安心して利用できるトイレが実現します。
1.機能性や安全性を考える
ニオイや汚れ、カビなどが発生しやすいトイレには、消臭や防汚、防カビ機能のある壁紙や床材を選びましょう。
トイレの壁紙には、表面に悪臭成分のアンモニア臭を消臭するフィルムや、汚れをつきにくくするフィルムがラミネート加工されているものがあります。中には、温度の変化に合わせて湿気を調節する機能を持った壁紙もあり、カビの発生を抑え快適な空間を維持することもできるのでおすすめです。
トイレの床材には、耐水性や耐久性に優れたタイルや、アンモニア臭を分解し抗菌してくれるクッションフロアがあります。特にクッションフロアは色や柄も豊富で、価格も安いのでおすすめです。
また、トイレは狭い空間なので安全性も確保しましょう。例えば、衣類の着脱や立ったり座ったりする動作をスムーズに行えるようにトイレを広くしたり、冷え込む冬場のトイレでヒートショックを起こさないよう断熱化したり工夫するようにしましょう。
2.長期的な視点でプランを立てる
トイレのデザイン性や機能性はもちろん重要ですが、バリアフリーなど長期的なプランを立てることも重要です。
例えば、トイレの出入りが楽になるように出入口の段差をなくしたり、車いすでも余裕を持って入れるよう出入口の幅を1m以上確保したりと工夫することができます。また、高齢の方でも自分の力でトイレを利用することができるよう、トイレ内にL字型の手すりを設置するのもおすすめです。
3.お手入れしやすい空間にする
最近のトイレはお手入れしやすい機能が備わっています。いくつかの機能をご紹介しますので、ご参照ください。
フチレス形状の便器…汚れがたまりやすい便器裏のフチがなくなり、横切れを軽い力できれいに拭き取ることができます。
シャワーノズル収納…掃除がしにくく汚れの見えにくいフチ裏がなくなり、軽く拭くだけでキレイになります。
お掃除リフト…便器のサイドレバーを引き出して回すことでウォシュレットの前方が持ち上がり、今までは掃除できなかったウォシュレットの下側も掃除することができます。
4.適度に採光を取り入れた空間にする
トイレに窓を付けることで適度な日光を取り入れることができ、日中は電気を付けなくても明るい空間を確保することができます。また、リビングやダイニングなどの広い場所では電気を消し忘れてしまうということはあまりありませんが、トイレは狭い空間では気付きにくく電気を消し忘れてしまうことがよくあります。
そういった意味でも、トイレに日光を取り入れることは電気代の節約にもなるのでおすすめです。
5.窓の大きさや場所にも注意する
しかし、トイレはプライベートな空間なので、窓の大きさや場所に注意しなければなりません。
特に1階の場合、窓の位置が低すぎたり窓が大きすぎたりすると、外部から丸見えになってしまいます。そのため、低くても1階のトイレの窓は頭より高い位置に設置しましょう。また、窓の大きさは600mm×700mm程度が好ましく、オフィスなどでよく見られる回転窓がおすすめです。
一方、2階の場合は1階に比べ外部からの視線も気にならないので、大きさや場所はそれほど気にしなくてもいいでしょう。しかし、夜間に照明をつけると中にいる人のシルエットが見えてしまう可能性があるので、磨りガラスタイプの窓をおすすめします。
また、トイレは狭く湿気の溜まりやすい場所なので、窓を開けて換気することも重要になります。
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